24年3月期第1四半期決算 東急
【東急】
連結売上高2392億5900万円(前年同期比14・4%増)、営業利益245億1800万円(179・5%増)、経常利益276億7600万円(169・4%増)、四半期純利益199億6300万円(174・3%増)。
各事業の需要回復に加え、鉄道運賃改定、不動産の物件販売などで増収。各事業の構造改革も進み、営業利益はコロナ禍前を上回る水準となり、さらに営業外で持ち分法投資利益の増加などもあり、各利益は大幅増益となった。
交通事業は売上高510億7700万円(15・7%増)、セグメント利益95億5600万円(216・1%増)。東急電鉄の鉄軌道輸送人員は定期6・2%増、定期外6・4%増、合計6・3%増。旅客運輸収入は定期15・0%増、定期外22・8%増、合計19・7%増。輸送人員はコロナ禍前の2019年度と比べ約13・4%減だった。
このほかのセグメント利益は、不動産事業124億2100万円(101・9%増)、生活サービス事業23億9400万円(77・8%増)、ホテル・ リゾート事業1億1700万円 (前期は17億9900万円の赤字)。
通期の業績予想は、訪日客増加によるホテル・リゾート事業の好調やエネルギーコスト高騰の影響縮小が想定されることなどで、5月11日公表の数値を上方修正した。
修正後の業績予想は、売上高1兆329億円(修正前比0・2%増、前期比10・9%増)、営業利益780億円(11・4%増、74・9%増)、経常利益782億円(11・4%増、65・1%増)、当期純利益450億円(12・5%増、73・1%増)。
=8日発表=
【名古屋鉄道】
連結売上高1409億7700万円(前年同期比12・6%増)、営業利益77億6000万円(84・1%増)、経常利益91億3500万円(72・2%増)、四半期純利益72億4300万円(127・2%増)。
交通事業の輸送人員の増加とレジャー・サービス事業の観光需要回復に加え、不動産事業の分譲マンション販売が好調で2期連続の増収に。各利益も大幅な増益となった。通期の業績予想は変更ない。
交通事業は売上高361億8800万円(10・6%増)、セグメント利益42億5800万円(89・8%増)。単体の鉄軌道輸送人員は定期2・1%増、定期外12・2%増、合計5・0%増。旅客運輸収入は定期2・9%増、定期外15・9%増、合計9・7%増。
このほかのセグメント利益は、運送事業2億9400万円(62・3%減)、不動産事業36億6600万円(79・1%増)、レジャー・サービス事業6億8500万円(前期は2億9100万円の赤字)。セグメント損失は、流通事業9億7700万円(4億円悪化)、航空関連サービス事業1億5800万円(600万円悪化)、その他の事業6300万円(6700万円の黒字)。
=9日発表=
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