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JR西日本・JR貨物など6社 水素の大規模輸送、利活用調査 NEDO助成事業に採択

2024.06.13

 JR西日本とJR貨物、関西電力、日本電信電話(NTT)、NTTアノードエナジー、パナソニックの6社は11日、兵庫県姫路エリアで検討してきた国内水素輸送・利活用などに向けた調査、検討について、新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の助成事業に採択されたと発表した。事業期間は本年度から2025年度。水素需要の創出と効率的なサプライチェーンの構築に向けて取り組む。

 同調査は、鉄道や通信用管路といった既存インフラを活用し、水素製造、貯蔵拠点を起点とした大規模で低コストかつ低炭素な水素輸送を確立することで、水素需要創出と効率的なサプライチェーン構築に貢献することを目的とする。

 調査は「輸送方法」「利活用先」「法規制」の3項目に分けて実施。6社が持つ経験、知見を結集し、水素サプライチェーンの確立とゼロカーボン社会の実現を目指す。

 各社の役割分担は、JR西日本は線路敷パイプラインおよび水素利活用の検討など、JR貨物は鉄道による全国への水素輸送の検討など、関西電力は水素供給管理システムの検討・モデル構築など、NTTとNTTアノードエナジーは通信管路を活用した水素パイプラインの構築における法規制調査・需要調査など、パナソニックは水素を使った自社製燃料電池の活用の検討など。

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