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JR西日本 「踏切ゲート―Lite」 設置作業を報道公開

2023.11.01
設置完了後、通行する社員

 JR西日本は10月26日、芸備線上深川―中深川間の庄原第2踏切(広島市)で「踏切ゲート―Lite」の設置作業を報道公開した。

 踏切ゲート―Liteは、警報機と遮断機がない第4種踏切の安全対策として開発。昨年度に宇部線居能―岩鼻間の東平原第4踏切(山口県宇部市)で実証実験を行い、通行者を一旦(いったん)停止させる効果などが確認できたことから、今後、同社管内で順次導入する。施工性は従来型の踏切ゲートより高くなっている。

 遮断桿(かん)は常時下りており、進入時は遮断桿を持ち上げる。退出は前に押すことでも可能。通過後の遮断桿は、自動的にゆっくりと元の位置に戻る。

 この日は、地面に掘った穴を用いて柱となるパーツを立てるとともに、遮断桿や操作方法が書かれた看板を取り付ける作業が公開された。

 升本隆士同社中国統括本部安全推進部課長は「事故のリスクが高いのは直前横断であり、一旦停止をし、左右の確認をしっかりと行って渡っていただくことを意図している。踏切の安全性を高める観点から、設置を進めていく」と述べた。

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