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JR西日本など4社 「JPタワー大阪」グランドオープン

2024.08.02
㊤テープカットを行う細井本部長(左端)、武市副本部長(左から3人目)ら㊦にぎわいをみせる「HOKURIKU+」

 「KITTE大阪」と新ホテル開業

 JR西日本と日本郵便、JR西日本グループの大阪ターミナルビル、JTB、日本郵政不動産の5社が旧大阪中央郵便局跡地を含む大阪駅西地区で開発を進めてきた大型複合施設「JPタワー大阪」内に、商業施設「KITTE大阪」と新ホテル「THE OSAKA STATION HOTEL,Autograph Collection」が7月31日にグランドオープンした。同地区のさらなるにぎわい創出に寄与することが期待される。

 JPタワー大阪は地上39階・地下3階・塔屋2階建て、延べ床面積約22万7000平方㍍。オフィス(8~9、11~27階)、KITTE大阪(地下1階~地上6階)、劇場(6階)、同ホテル(7、29~38階)で構成。

 KITTE大阪は、「UNKNOWN(アンノウン)」をコンセプトに114店舗が開業(一部店舗は今月以降順次開業予定)。まだ広く知られていない日本の「いいもの」や地域の食文化など、日本各地のさまざまなヒト、モノ、コトが集まり、日本の良さを発見、再認識できる場所を目指す。

 2階には、北海道や北陸、広島、宮崎、沖縄などの各地域のアンテナショップが集結。中でも関西初出店の富山、石川、福井の北陸3県の魅力を存分に体感できるアンテナショップ「HOKURIKU+」(ホクリクプラス)では、北陸の特産品の販売を通じて、各県の特色を知ることができる。

 店内に設けられたスタンディングバーでは、各県の伝統工芸品を使った食器で北陸の地酒やおつまみを楽しめるほか、セルフ式の酒サーバーにより、3県の地酒を飲み比べできる。オープン初日には3県の地酒や紅白まんじゅうが振る舞われ、多くの来店客らでにぎわいを見せた。

 同日は1階アトリウムでグランドオープンセレモニーが開催され、細井成明日本郵政不動産常務・開発本部長、武市信彦JR西日本常務執行役員・地域まちづくり本部副本部長、福島純大阪ターミナルビル取締役兼専務執行役員・経営戦略部長、コラボレーションソング「創造」を手掛けた大阪府出身のアーティスト、アイナ・ジ・エンドさんらが出席。

 細井本部長は「この場所は初代大阪駅があった場所であり、駅や郵便局からいろいろな思いやつながりを届けさせていただいた。この歴史を引き継ぎながら、日本各地のさまざまなヒト、モノ、コトを楽しんでいただく場所にしていきたい」とあいさつ。テープカットを行い、新商業施設のオープンを祝った。

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