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いすみ鉄道 キハ28―2346号車塗装修繕でクラファン

2024.02.28
クラウドファンディングで塗装修繕費用を賄うことになった「キハ28―2346号車」(いすみ鉄道提供)

 千葉県の第三セクター鉄道・いすみ鉄道が国吉駅構内で静態保存するキハ28―2346号車の塗装修繕費用を募るクラウドファンディングがスタートした。目標金額は、1000万円。クラファンサイト「READYFOR」で3月31日まで募集する。実施主体は、いすみ鉄道気動車保存会。

 旧国鉄急行型気動車キハ28―2346は1964年製。国鉄時代は主に山陰エリアや房総エリア、JR西日本発足後は北陸エリアで運用。2013年3月いすみ鉄道に譲渡された後は国鉄キハ58系唯一の営業運転車両として人気を集め、レストラン列車やビール列車などイベント列車の主力として活躍した。

 一昨年11月、交換部品調達の困難さなどを背景に惜しまれつつ定期運行を終了。現在、国吉駅でキハ30―62とともに保存されている。同月~昨年1月には希少価値の高い車両を後世に残すため、3Dデータ化などの費用を賄うクラファンが行われ、280万円の目標金額を上回る約362万円が集まった。

 しかし、車体の腐食による錆と塗装劣化が著しいことから、板金・塗装工事によって外観を復活させるため、今回新たにクラウドファンディングを実施。リターンは、キハ28撮影会(2万5000円)、床下塗装体験(3万5000円)など。クラファンサイトのシステム利用料が別途必要。

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