JR西日本・川崎重工業 「うめきたエリア」の活性化を目指す共創プロジェクトを開始
社会に革新的な価値提供へ
JR西日本と川崎重工業は5日、大阪駅北側の「うめきたエリア」の活性化に向けた共創プロジェクトを開始すると発表した。両社が所有する施設やテクノロジー、人財ノウハウなどの多様なアセットを相互に活用。関西エリアに関わる企業や大学も巻き込みながら、社会に革新的な価値を提供することを目指す。
第1弾の取り組みとして10月26、27日に、駅とショッピングセンターの新しい過ごし方を大学生、高校生らと共創するイベント「Future Station Ideathon!」を開催する。JR西日本によるイノベーションの共創フィールド「JR WEST LABO」と、川崎重工の行動分析技術を用いたデジタルツールを利活用した取り組み。JR西日本SC開発が運営する大阪駅の商業施設「LUCUA osaka(ルクア大阪)」、梅田蔦屋書店、立命館大学の協力。
同イベントでは、「通過点ではない駅」や「買い物するだけではないショッピングセンター」となるべく、駅、ショッピングセンター、公園を対象エリアとしてつながりを持たせる革新的なソリューションを参加者らと共に共創していく。募集定員は大学生・高校生25人(抽選)、参加無料。
プログラムは、学生が5人ずつ5チームに分かれて参加。各企業の実際の事業担当者によるリアルな話を通じて、新規事業アイデアや事業課題、調査ノウハウ、アイデアの広げ方などを体験する。最終日にはチームごとに発表を行い、実事業者からはフィードバックもある。
会場は、初日が同エリアで今月6日に先行まちびらきした「グラングリーン大阪」内のイノベーション施設「JAM BASE」(13~16時)、2日目がルクア大阪―大阪駅うめきたエリア(12時30分~18時30分)。申し込みは情報ウェブサイト「いこーよ」で今月20日から受け付ける。締め切りは10月14日。
両社では、リアル×デジタルが生み出す革新的な体験価値の提供により、うめきたエリアのさらなる発展と地域社会への貢献に協働して取り組んでいくとしている。
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