第35回「JRスポーツ賞」 功労賞・小野正氏
陸上競技
JR西日本中国統括本部新見列車区 小野正氏
10年連続全日本 全国レベル育成へ
走り幅跳び、100㍍走と短距離を専門としてきた中学、高校時代。砲丸投げを始めたのは、高校卒業後社会人となり結婚を経て、しばらく陸上競技から遠ざかっていた30歳の時。「再び陸上に携わりたい、何かやりたい」との思いに加え、「学生時代に、突き詰めてとことんやって、燃え尽きていなかったのではないか」と思い至ったのがきっかけだった。
「4年間、大学で競技を続けたつもりで一生懸命やるから、家庭のことは犠牲になるかもしれない」。家族にそう伝えた上で、砲丸投げに打ち込めたのは、走り高跳びの選手でもあり、互いに切磋琢磨(せっさたくま)してきた夫人の理解と協力あってのこと。
2009年に地元の岡山県内で行われた「第57回全日本実業団対抗陸上競技選手権大会」までの出場完遂を目標の一つに据え、35歳から10年連続で同大会への出場を果たした。
45歳で選手を引退してからは「陸上競技界に恩返ししたい」との思いで、審判員や後進の指導に専念。55歳となった20年には、国際大会で主審を担うこともできる日本陸上競技連盟の公認審判員S級の認定を受けた。
指導してきた教え子の中には、全国大会出場を果たした選手も。時代の変遷とともに、「自分の独り善がりを押し付けたら、伸びるものも伸びない」ことを信条に、選手と向き合っている。指導者として、最新の知見を日々学ぶことも欠かせない。理にかなった動きや科学的に効果のある練習などの最新のトレーニング方法を習得し、指導に励む。
今後の目標は、岡山県内の中学生などの全国大会出場レベルの選手を育成することと、これを実現する指導者の育成を挙げる。きょうもまた、選手や職場内の後輩と共に学び、指導する日々を過ごしている。
(福原 潤記者)
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