JR西日本 山陽新幹線全線開業50周年キャンペーン
お得な旅行商品など展開
JR西日本は10日から、「山陽新幹線 全線開業50周年キャンペーン」をスタートさせた。来年3月10日に同新幹線が全線開業50周年を迎えることを記念して、これまでの利用に感謝の気持ちを込めて取り組むもので、お得な旅行商品「GO 大阪~思い立ったら旅へ~」や、缶のデザインに新幹線をあしらった「SHIN CAN SEN CHU-HI(新缶線チューハイ)」の発売、同新幹線の対象区間・商品を指定席で利用した人にWESTERポイントをボーナス還元するキャンペーンなど多彩な企画を展開する。来年3月10日まで。
同新幹線は1972年3月15日に新大阪―岡山間が開業した後、75年3月10日に岡山―博多間が開業して全通した。車両関係では、国鉄時代の0系、100系をはじめ、300系、500系、700系、700系「ひかりレールスター」、N700系、N700Sなどが時代を追って順次投入され、サービス向上が図られてきた。
キャンペーンのロゴマークは、0系先頭車両をシンプルにイラスト化した図柄。ポスターは、流れるラインによって歴代新幹線をシンボリックにあしらい、歴史の流れと新幹線のスピード感を表現。懐かしさもありつつ、0系から続いてきた歴史から未来につながるイメージを感じてもらえるデザインとした。
キャンペーン企画のうち、「GO 大阪~思い立ったら旅へ~」は、日本旅行、JR西日本SC開発とコラボレーションした旅行商品で、博多(福岡市内)・広島市内発着の往復JRと宿泊、大阪駅の商業施設「LUCUA osaka(ルクア大阪)」などで利用できるWESTERポイントをセット。詳細は準備でき次第、ホームページに掲載する。
チューハイは、同社とジェイアールサービスネット岡山が地域の企業や生産者と協同で開発。新幹線での移動をより魅力的にするため缶に新幹線をあしらい、疾走感あふれるデザインとした。せとうちエリアの果物を使用した「瀬戸田レモン」と「岡山シャインマスカット」の2種類を用意。手軽に楽しめるようアルコール分は低めの3%となっている。
今月15日から同新幹線や在来線各駅の土産店舗などで発売し、4月以降は同新幹線の車内販売(「のぞみ」「ひかり」グリーン車のみ)でも取り扱う。231円(新幹線車内は260円)、販売数は各約2万5000本。
WESTERポイントのボーナス還元キャンペーンは、EXサービス(エクスプレス予約、スマートEX)、e5489の予約サービスの利用を条件とした企画。期間は、乗車日基準で4月1日~8月31日(EXサービスは3月30日乗車分から)。
対象予約区間は、「A」(東京・品川・新横浜と岡山―博多間各駅の相互間、名古屋―小倉・博多間、京都・新大阪・新神戸と新鳥栖―鹿児島中央間各駅の相互間)、「B」(京都・新大阪・新神戸―小倉・博多間)がある。
ボーナスポイント数は、「エクスプレス予約【J―WESTカード会員】」サービスによるEX予約、EX早得、IC利用商品で、対象区間Aを利用した場合1000ポイント。対象区間Bの場合は800ポイント。スマートEXで対象区間A、Bを利用した場合はそれぞれ500ポイント、400ポイントなど。
予約・乗車した区間、商品などに応じたポイントに、ボーナスポイントが追加となる。グリーン車の利用は1・2倍ボーナス還元する。自由席利用などはポイント還元対象外となる場合がある。
このほか、広島県・宮島最古の寺院である「大聖院」とコラボレーションしたオリジナル切り絵御朱印の販売、11月に50周年を迎えるハローキティと「ハローキティ新幹線」がコラボした企画などを予定している。
今月16、17日は、JR九州の協力の下、鹿児島中央駅と商業施設「アミュプラザ鹿児島」をつなぐ「AMU広場」で、PRイベント「山陽新幹線ぐるぐるめぐり旅」を開催。山陽新幹線沿線のご当地スイーツやラーメンの販売、飲食ブース、出張「駅弁コーナー」設置などを行う。
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