JR西日本 人材マッチングの新プラットフォーム「JOB JOB GO」 「新しい働き方」と「新たな移動」を創出へ
JR西日本とJR西日本キャリアは22日、新たな人材マッチングのプラットフォームサービス「JOB JOB GO(ジョブジョブゴー)」を27日10時から開始すると発表した。JR西日本の鉄道ネットワークと同社グループ共通ポイント「WESTERポイント」を活用し、求人者と求職者をインターネット上でマッチングするサービスで、「新しい働き方」と「新たな移動」を創出。人口減少などに起因する慢性的な人材不足といった社会課題の解決と地域活性化を目指す。
JR西日本キャリアは2017年6月に設立。JR西日本とJR西日本イノベーションズ、「高齢化社会型人材サービス事業」を展開するキャリア(東京都世田谷区)が出資している。
新サービスは、移動を介して実際に働く場所に向かいリアルで行う仕事「Moving Work」と、インターネットを介して遠隔地や自宅で行う仕事「Online Work」を組み合わせることで、従来の働き方に捉われない多様な雇用形態を提案する。
求人者向けには、JR西日本グループの資産や、JR西日本キャリアが持つ豊富な人材プールにより、求人者の多様なニーズに対応。従来は難しかった広域からの採用や、〝スキマ時間〟を利用する仕事の採用を実現する。求職者に支払う移動交通費は、JR西日本が鉄道の需給状況を考慮して柔軟に設定する(同社の鉄道利用に限る)。
一方、求職者向けには、給与以外の特典として、WESTERポイントの付与や、勤務地への交通費を「e5489」チケットで支給して、求職者の立て替え払いを不要(JR西日本の鉄道利用限定)とするなど、魅力的な働き方を用意する。求職者に付与されるWESTERポイントは、勤務期間や勤務地までの距離などに応じて変動する。
サービスエリアはJR西日本の営業エリアとするが、今後拡大していく方針。勤務期間は、1日限りの単発のアルバイトから1カ月程度までラインアップする予定。
JR西日本グループは今後、事業拡大を見据えてグループ内外のパートナーの探索、協業を進める。さまざまなパートナーと共に事業を展開し、移動と働き方を掛け合わせ、新たな価値創出に挑んでいく。
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