JR西日本 マイテ49形2号展望客車 準鉄道記念物に格上げ
貴重な遺産、再認識し保存へ
JR西日本は14日、同社が独自に認定する「登録鉄道文化財」に指定していた「マイテ49形2号展望客車」(京都鉄道博物館収蔵)を、新たに準鉄道記念物に格上げした。併せて、クモハ11形電動客車117号台車(下関総合車両所保存)を登録鉄道文化財に再指定した。保有する文化財の価値を再認識し、保存に対する同社内の意識を高めるとともに、対外的により周知を図ることが目的。
同社では2008年から、将来的に鉄道記念物や準鉄道記念物に選ばれる可能性のある車両や構造物などを登録鉄道文化財に指定。貴重な鉄道文化遺産の維持保存や散逸防止に取り組んでいる。
マイテ49形2号展望客車は1938年に製造。全溶接構造、丸屋根の近代的な外観を備え、冷房化に対応した設計が施されるなど、それまでの展望車とは異なる新しい技術が採用されている。
現存する国鉄の展望車は、同車両を含めて2両のみ。廃車後の交通科学館での保存展示中や、車籍復帰の整備時にも大きな修繕や改変が行われていないため、現在もオリジナル性と良好な保存状態を保っている。客車特急の時代を彩った一等展望車の歴史を後世に伝える貴重な歴史遺産である点が評価された。
クモハ11形台車は文化財再指定
一方、クモハ11形電動客車117号台車は、国鉄最初の半鋼製車両で26年に製造。モハ30系として製造されたうちの1両で、戦前は東京圏で用いられた。戦後は地方線区への転出が行われ、可部線で営業車両としての使命を終えた。77年の廃車後は、国鉄幡生工場(現・下関総合車両所)で保管されてきた。初期の電動車用台車の姿を今に伝える貴重な存在であることなどが評価された。
登録鉄道文化財は、同社の各支社などからの推薦を基に、交通文化振興財団による調査と、有識者などからなる「鉄道記念物評価選定委員会」の審議を経て登録が行われており、現在の登録件数は110件(14日現在)。
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