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京都DC 成功に向けて誓いも新た

2023.12.22
1月からの「京都DC」の成功に向けて誓いを新たにした関係者

 来年1月1日からスタートする恒例の京都デスティネーションキャンペーン(京都DC)「第58回京の冬の旅」(JRグループ旅客6社、京都市、京都市観光協会)を前に、京都市、JR西日本の関係者が20日午後、東京・神田駿河台の交通新聞社本社を訪れ、キャンペーン期間中のさらなる宣伝・告知活動に対する協力を求めた。

 DC期間は3月20日まで。NHK大河ドラマ「光る君へ」の主人公・紫式部と、王朝文学の金字塔・源氏物語にちなんだゆかりの地、干支(えと)の辰(たつ)年にちなみ「龍」に会える寺院を中心に非公開文化財15件の特別公開を行う。

 今年5月の新型コロナウイルスの5類移行に伴い、国内外からの観光客でにぎわいを取り戻している京都。

 観光の現状については、京都市観光協会の濱﨑麻智担当部長が「宿泊施設の客室稼働率はコロナ禍以降で最高となっており、外国人宿泊者が半分近くを占めている」と述べて、着実に回復していることを強調。その上でオーバーツーリズムなどについては「一部マスコミの報道などの影響もあって、市内全体が混雑しているように認識されているようだが、混雑しているのは清水寺と金閣寺のみで、市内全体としてはそこまで混雑していない」と述べて、市内観光地の混雑度合いなどの情報提供に積極的に取り組んでいく考えを示した。

 京都市産業観光局観光MICE推進室の飯尾貴之観光誘客誘致係長、JR西日本京滋支社京都交流推進委員会の尾﨑真由子事務局長、小杉晋哉主査からも、観光地・京都の今冬の見どころなどがアピールされた。

 来年3月16日の北陸新幹線金沢―敦賀間延伸開業に関連して、尾﨑事務局長は「新幹線延伸エリアから京都への誘客の足掛かりにしたい」と述べて、来春以降の誘客戦略も見据えた今冬の京都DCと位置付けた。

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