JR西日本 大阪・関西万博 開催機運盛り上げで各種取り組み
ラッピング列車や公式ストア
JR西日本の長谷川一明社長は22日の定例会見で、今月30日の「2025年日本国際博覧会」(大阪・関西万博)開催500日前に合わせて、同社グループ全体でイベントやキャンペーンなどを実施して開催機運を盛り上げると発表した。大阪環状線・JRゆめ咲線(桜島線)でのラッピング列車の運行や、デジタルスタンプラリー「大阪環状線NFT駅スタンプラリー」、万博オフィシャルストア・ポップアップショップ開設などの取り組みを展開し、万博成功への貢献を図る。
大阪環状線・JRゆめ咲線のラッピング列車は、同万博の公式キャラクター「ミャクミャク」などをデザインした323系8両1編成で、30日から万博の会期終了(25年10月13日)まで運行。車内の広告スペースにも装飾を行う。
併せて、2025年日本国際博覧会協会がサービス開始している「EXPO2025デジタルウォレット」との連携企画として、「大阪環状線NFT駅スタンプラリー」を30日から来年3月24日まで実施する。参加者は同ウォレットアプリで対象駅やラッピング列車内にある二次元コードを読み取ると、関西ゆかりのイラストレーター・アーティストが描いたオリジナルNFT駅スタンプを獲得できる。
スタート時点で二次元コードがある場所は、大阪、西九条、弁天町、天王寺の各駅とラッピング列車内。その後、段階的に設置駅を拡大していく。全20カ所のNFT駅スタンプを全て集めると、コンプリートNFT駅スタンプをプレゼントする。
同万博の公式ライセンス商品を取り扱うオフィシャルストアは、29日に新大阪駅改札内の商業施設「エキマルシェ新大阪」にオープン。ストアテーマは「Gateway to the〝ミライ〟」。営業時間は9時~21時30分。初日は13時30分から開業式典を行い、その後に営業する。
ポップアップショップは今月22日―来年1月30日に、同社グループの駅直結商業施設などで展開する。実施時期は店舗によって異なる。
このほか、今月22日から大阪ステーションシティサウスゲートビルディング壁面に、日本一の大きさとなるラッピングのミャクミャクが登場。日本旅行ホームページでは30日から、万博前売り入場チケットを取り扱う。各店舗などでの取り扱いは準備でき次第開始予定。
会見で長谷川社長は「万博は当社グループにとっても、お客さまとの接点を増やすことができる重要な機会になる。最大のミッションである万博アクセス輸送に加え、国内外からの誘客・送客などさまざまな取り組みを着実に進め、万博の成功に貢献するとともに、魅力的な関西都市圏の実現を目指していきたい」と抱負を述べた。
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