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JR西日本・ひょうご観光本部 兵庫アフターDC 城崎温泉駅でオープニングセレモニー

2024.07.09
ラッピング列車の降車客を歓迎する関係者

 ラッピング列車運行開始

 JR西日本とひょうご観光本部が兵庫県内全域を舞台に今月から展開している兵庫デスティネーションキャンペーンアフターキャンペーン(兵庫アフターDC)「未来へつなぐ 兵庫・夏の体験~兵庫テロワール旅~」のオープニングセレモニーが6日、山陰線城崎温泉駅4番線ホームで開催された。期間中、昨年の兵庫DCで好評を得た企画に新たな魅力を加え、兵庫ならではの特別企画を実施し、全国から観光客の誘致を図る。9月30日まで。

 兵庫アフターDCでは、昨年に世界遺産登録30周年を迎えた姫路城(姫路市)で、通常非公開の城の裏手である搦手(からめて)を期間限定で特別公開。工場地帯が広がる尼崎市南部臨海エリアでは、「尼ロック」と呼ばれる日本初のパナマ運河式の閘門(こうもん)をクルーズ船から間近に眺める「尼崎運河クルーズツアー」や、俳人の高浜虚子が命名した銘酒「小鼓(こつづみ)」の純米大吟醸3種を飲み比べるイベントなどを行う。

 JR神戸線を主な舞台に、電車に乗って県内の駅やスポットを巡りながらクイズに挑戦する「ひょうご夏の体験クイズラリー」も開催中。

 このほか6日から、城崎温泉や豊岡市のマスコットを車体にあしらったラッピング列車(287系1編成4両)の運行を開始した。特急「こうのとり」(新大阪―城崎温泉間)や、同「きのさき」「まいづる」「はしだて」に使用する。運行期間は来年3月ごろまでの予定。

 オープニングセレモニーには齋藤元彦兵庫県知事、國弘正治JR西日本理事・近畿統括本部副本部長・兵庫支社長、小山雄輝駅長ら関係者が出席。

 齋藤知事は「大阪・関西万博の開催まで281日となっている。今年のアフターDCでさらに兵庫の観光の機運を高め、来年の万博へとぜひつないでいきたい」とあいさつ。

 國弘支社長は「この先もDCのレガシーを残して、兵庫県全域に国内外からお客さまにお越しいただき、ご満足いただける観光の底力をつけるスタートでもある。皆さまの熱気で観光を盛り上げて熱い夏にしていきたい」と述べた。

 続いて、ラッピング列車第1便の特急「こうのとり5号」の歓迎セレモニーや地元団体による同駅前広場での歓迎ダンス披露などが行われ、にぎわいを見せた。同駅では今年も8月4日までの土曜日・休日と8月6日に、改札の係員が浴衣を、みどりの窓口係員が法被を着用して利用者を出迎える。着用時間は9~17時。

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