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西武ホールディングス ロッカー預け入れ荷物をホテル配送 3駅で実証実験

2024.09.10
「pikuraku PORTER(ピクラクポーター) in 東京」の実証実験=西武新宿駅=

 西武ホールディングスとSPACER(スペースアール、東京都中央区)は2日から、スマートロッカーを活用した手荷物配送サービス「pikuraku PORTER(ピクラクポーター)in 東京」の実証実験を西武鉄道3駅で実施している。同サービスは既にJR西日本が、広島・尾道エリアや大阪エリアで実証を行っている。

 駅という生活動線上にあるスマートロッカーを「暮らしのハブ」として活用する取り組みの一環。コインロッカーに手荷物を預けることで、スーツケースによる列車やバスの車内混雑緩和、手ぶら観光の促進につなげる。

 対応ロッカーは、池袋、西武新宿、豊島園の3駅に設置。14時までに荷物を預けると、東京都区内と千葉・舞浜方面の約500ホテルの中から指定した宿泊先へ、原則19時までに配送する。アプリ登録などは不要で、ロッカーのタッチパネルで配送先ホテルなどを指定。支払いは交通系ICカードで行う。

 料金はロッカー一口単位で1900~2800円。10月末までは200~400円引き。一口に複数の荷物を預けられる。

 同ロッカーは通常の手荷物の一時預かり、購入商品のロッカーでの受け取りサービス「BOPISTA(ボピスタ)」にも対応する。

 西武HDでは「観光需要が戻り、訪日客も増えてラッシュ時など大きな荷物が車内混雑の原因になっている。ニーズやオペレーションを検証し、拡大も検討したい」としている。

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