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ジェイアール西日本ホテル開発 「THE OSAKA STATION HOTEL,Autograph Collection」開業

2024.08.02
テープカットで改札鋏を掲げる長谷川社長(中央)、伊勢社長(左端)、渡辺駅長(右端)ら

 文化を体験するランドマーク

 ジェイアール西日本ホテル開発は7月31日、JPタワー大阪内の新ホテル「THE OSAKA STATION HOTEL,Autograph Collection」を開業した。1874年に初代大阪駅が開業した地に立つ同ホテルは、大阪で紡がれてきた歴史や文化、その価値を未来へと継承。大阪をはじめとする西日本各地の魅力や文化を体験できるランドマークとして、国内外の宿泊者を迎えていく。

 新ホテルは、マリオット・インターナショナル(米国)との提携により、個性あふれる独立系ホテルからなる同インターナショナルの「オートグラフ コレクション ホテル」の加盟ホテルとなる。

 ホテルのブランドコンセプトは「THE OSAKA TIME」。鉄道の記憶と先人たちの思いとともに、ホテルのあるべき姿を追求し続けようと「大阪ステーションホテル」と命名。人と人、人とまちを紡ぐ旅の基点として、「天下の台所」として知られた大阪ならではの唯一無二の食体験も提供していく。

 ホテルの延べ床面積は約3万6500平方㍍。1階にエントランス、7階に五つの宴会場、29階にフロント、ロビー、レストラン、30階にジム・バスエリアなどを配置。客室は30~38階で、最上階の38階には各階のスイートルーム宿泊者などが利用でき、朝食やアフタヌーンティー、イブニングカクテルなどを提供する「SPECIALTY SALON」を備える。

 客室数は418室。内訳は、ツイン208、キング202、スイート8(トップスイート1室を含む)。30~33階は「シグネチャー」、34~37階は「シーニック」、最上階の38階は「スペシャリティ」として18タイプの客室を用意。各客室は、建物の外周に沿ってロの字に配置し、東西南北でそれぞれ異なる景色を楽しめる。

 同日は1階のエントランス前でオープニングセレモニーが開催され、伊勢正文ジェイアール西日本ホテル開発社長、佐藤伸二同ホテル総支配人、来賓の長谷川一明JR西日本社長、渡辺弘幸大阪駅長、マリオット・インターナショナルのカール・ハドソン日本・グアム担当エリアヴァイスプレジデントが出席。

 長谷川社長は「この記念すべき場所で、素晴らしいホテルが完成したことを大変うれしく思う。皆さまに愛されるホテルにしていきたい。ご支援、ご協力、ご利用をお待ちしている」、伊勢社長は「紡がれてきた歴史や文化を生かしつつ、その価値を未来に継承していき、唯一無二のホテルとしてお客さまの心を動かしていきたい」と述べた。

 続いて、出席者は鉄道の記憶とともに先人たちへの敬意を持って、はさみではなく改札鋏(きょう)でテープカットを行い、国内外からのゲストらを出迎えた。

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