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JRグループ旅客6社 26年10~12月「山口DC」開催

2024.04.22
決定通知書を持つ広岡支社長(左)と村岡知事

 9年ぶり 観光素材発掘など一体で

 JR西日本と山口県は18日、JRグループ旅客6社と地元が協働して実施する大型観光キャンペーン「デスティネーションキャンペーン」(DC)を2026年秋(10~12月)に同県で開催することが決定したと発表した。同県でのDC開催は17年9~12月以来、9年ぶり5回目となる。両者では今後、キャンペーンの具体的な内容などを検討するとともに、同県の魅力を最大限発信できるよう、新たな観光素材の発掘やプロモーションなどの諸準備に一体となって取り組んでいく。

 DCは、JR旅客6社と地方行政、地元観光事業者、旅行会社などと共に一体となって展開する広域的な観光キャンペーン。スタートしたのは国鉄時代の1978年11月。近年は基本的に四半期ごとに対象地域を決めて実施している。

 同県での開催実績は、91年4~7月、2001年7~9月、08年7~9月、17年9~12月。

 同県では、今回の開催決定を受け、JRと連携して観光客の受け入れ体制の強化を一層進めるとともに、「おいでませ ふくの国、山口」にふさわしい幸福感あふれる山口の特別な旅を案内。県の知名度とイメージの向上を図り、全国からの宿泊観光客の誘致拡大につなげていく。

 この日は山口市の県庁でDC開催決定通知書の交付式が行われ、広岡研二JR西日本理事・中国統括本部副本部長・広島支社長、県内のJR主要駅長、村岡嗣政県知事、松村孝明山口県観光連盟会長、末永明典山口県物産協会会長らが出席。広岡支社長から村岡知事に決定通知書が手渡された。

 広岡支社長は「多くのお客さまをお迎えできるよう、当社も地域の皆さまと共にPRやおもてなしに取り組んでいきたい」とあいさつ。村岡知事は「今年、来年、再来年とステップを踏みながら、新たな観光県・山口をしっかりとつくり上げていきたい」と述べ、観光振興に向けた決意を表明した。

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