JR西日本 スイス連邦鉄道と技術交流に関する覚書を締結
JR西日本は、スイス連邦鉄道(SBB)との間で、両国の鉄道のさらなる発展や社会貢献を目的とした技術交流に関する覚書を締結した。内容は、メンテナンスや鉄道オペレーション、DX(デジタルトランスフォーメーション)戦略などに関する意見交換や、現地での交流を計画。鉄道業界を取り巻くさまざまな課題解決や、鉄道のさらなる価値向上に協力して取り組む。
同社は「JR西日本グループ長期ビジョン2032」「JR西日本グループ中期経営計画2025アップデート」において、イノベーションによる長期ビジョンの実現を掲げ、イノベーション創出を促す環境づくりやさまざまなパートナーとの連携に取り組んでいる。同取り組みのさらなる加速に向けて、SBBと鉄道技術に関する交流を実施していく。
覚書では、両社の優良事例や知見、経験を情報交換し、相互理解を促進。両社間の友好関係を深めることを目的とし、長期的な視点での人財育成に貢献すると位置付けている。
調印式はスイス・ベルンのSBB本社で行われ、JR西日本の田淵剛理事・鉄道本部副本部長・鉄道本部イノベーション本部長と、SBBのぺーター・クンマー設備本部長、ニッコラ・エコフェー経営企画執行役員が出席。覚書の書面を交わした。
SBBはスイス国内のほぼ全域に路線を有する鉄道事業者で、1902年に設立。1日当たり約130万人の旅客輸送と、約17万5000㌧の貨物輸送を担っている。従業員数は約3万5000人(グループ会社を含む)。
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