斉藤国土交通大臣 岡山県高梁市川面地区を訪問 鉄道ファン歓迎の取り組みを視察
斉藤鉄夫国土交通大臣は25日、JR伯備線が走る岡山県高梁市川面地区を訪問し、地域住民による鉄道ファン歓迎の取り組みを視察して、関係者と面談した。斉藤大臣は関係者を激励するとともに、取り組みの全国的な展開に期待感を示した。
同地区では、地域住民の有志組織「TEAM(チーム)ひとよせ」(鳴川浩文代表)が昨年から桜の開花時期に合わせ、写真撮影を好む「撮り鉄」を歓迎しつつ、生活道路や私有地への無断駐車、屋外での用足しといった迷惑行為を未然に防ぐ活動を展開。具体的には、▽駐車場の確保・誘導▽トイレの確保▽「おもてなしブース」での弁当・飲料販売▽募金協力者に手作り「やくもストラップ」進呈――などを行った。
本紙報道きっかけ
これらの取り組みを本紙(4月23日付)が特集で報じたところ、斉藤大臣が関心を持ち、現地を視察し、同チームや地元関係者と面談することになった。
視察・面談には、岡野まさ子国土交通省鉄道局審議官、益田浩同省中国運輸局長、近藤隆則高梁市長、JR西日本の青木豊太中国統括本部駅業務部長、国富靖二備中高梁駅長、同チームメンバーらが出席。斉藤大臣は地域の人気撮影地や備中川面駅を視察した後、同チームの活動拠点となる高梁市川面地域市民センター(公民館)を訪問。おもてなしブースを見学し、関係者との面談に臨んだ。
斉藤大臣は「チームひとよせの皆さまと高梁市が一緒になっての、鉄道ファンと地域との共生の取り組みを聞いて感動した。信頼関係をつくってお互いのために頑張るということは、これからの日本のありようにも関わる素晴らしい試み。全国に広がるよう、皆さまのご活躍に期待している」とあいさつ。
近藤市長は「チームを中心に街の人が一つになったことはありがたい。鉄道のある街は鉄道とどう行くか(共存共栄していくか)ということの一つのお手本になれればと期待している」と述べ、出席者が意見交換した。
面談終了後、同チームの事務局を務める青野学而さんは「斉藤大臣が興味を持たれて来ていただき、皆の勇気が湧いた。励みになったし、責任も感じる。(同線)方谷、井倉駅などの活動と協力しながら、観光につなげていけるかどうかもこれからの課題だ」と話した。
検索キーワード:JR西日本
1,519件見つかりました。
561〜580件を表示
-
-
2024.06.10 JR西日本グループ 人事異動・組織変更
ジェイアール西日本ウェルネット 「近畿人事支援センター」を設立
幅広い業務、専門的に受託 ジェイアール西日本ウェルネットは1日付で、「近畿人事支援センター」をJR西日本近畿統括本部ビル内に開設した。
-
-
2024.06.07 JR西日本 営業・事業・車両
JR西日本など 第3回「地域を届ける。せとうちおみやげグランプリ」受賞商品を販売
JR西日本とジェイアールサービスネット岡山、ジェイアールサービスネット広島は、第3回「地域を届ける。
-
2024.06.07 JR四国 予定・計画・施策
JR四国 徳島地区地震・津波避難誘導訓練
大地震・津波を想定 JR四国は5月31日、牟岐線牟岐駅構内で、南海トラフを震源とする大地震と津波発生を想定した徳島地区の避難誘導訓練を行った。
-
2024.06.06 JR西日本 予定・計画・施策
JR西日本 「きっかけエリアパス」第2弾
JR西日本は20日から、都市再生機構(UR都市機構)と共同で、鉄道と賃貸住宅を組み合わせた新たなライフスタイル提供の実現に向けた実証実験の第2弾を実施する。
-
2024.06.06 JR西日本 予定・計画・施策
JR西日本 「おおさか CO2CO2 ポイント+」に参画
JR西日本は、大阪府が取り組む「おおさか CO2CO2 ポイント+」への参画を決めた。グループ挙げて推進する二酸化炭素排出量削減策の一環。
-
-
2024.06.05 JR西日本 予定・計画・施策
JR西日本 デジタル社債「WESTをもっと!WESTER債」
JR西日本は3日、個人向けデジタル特典付き社債「WESTをもっと!WESTER債」(第80回無担保社債)を19日に発行すると発表した。
-
2024.06.05 JR西日本 予定・計画・施策
JR西日本 事業共創プログラムの公募開始
JR西日本とJR西日本イノベーションズは、グループの有形資産などを活用して新たな価値を創出する事業共創プログラム「ベルナル」を立ち上げ、4日から事業案件の公募