JR西日本京都SC開発 「京都ポルタ」リニューアル
2~5月、順次オープン
移転・改装合わせ38店舗
JR西日本京都SC開発は2月から5月にかけて、同社が運営する京都駅直結の商業施設「京都ポルタ」の大規模リニューアルを実施し、南エリア、西エリア、ポルタスカイダイニングなどで新規、移転・改装合わせて38店舗を順次オープンする。ファッション、コスメなどの店舗は、ミレニアル世代(20代後半~40代前半)に加えて、Z世代(10代~20代前半)の女性、大人の女性、さらに男性客のニーズにも対応したユニセックスで利用できる店舗などを拡充するほか、飲食の新規ショップ導入、南エリア共用部環境の刷新を行い、さらなる支持獲得を目指す。
京都ポルタは昨年3月に、「京都駅前地下街ポルタ」「京都駅ビル専門店街ザ・キューブ」の統合により誕生。今回のリニューアルは、両施設が別々に計画・展開してきたフロアコンセプトを、利用者目線で改めて再構築して取り組む。
統合前のファッション・コスメなどは、「ポルタ」「ザ・キューブ」ともミレニアル世代の女性を主要顧客に想定して店舗展開を行ってきたが、京都駅直結の立地ということもあり、実際にはそれ以外にもさまざまな層の人が利用している。
そこで、館内のエリアごとの立地特性を踏まえながら、通勤通学で京都駅を日々利用しているZ世代の女性や、隣接するジェイアール京都伊勢丹に来店している大人の女性、さらには男性客を含めたユニセックスで利用できる店舗などを拡充し、よりニーズに応えられるようにする。
リニューアルショップ(新規、移転・改装)の内訳は、ファッション衣料17店舗、ファッション雑貨10店舗、コスメ4店舗、食物販1店舗、飲食6店舗。物販店はおおむね3月、飲食店は4月以降の開業を予定する。
エリアごとの新規店舗数(現時点で未公表の2店舗を除く)は、南エリア(京都駅ビル地下2階)がファッション衣料「FOREVER21」、コスメ「エトヴォス」など8店舗、西エリア(京都駅前地下街)がファッション衣料「スピック&スパン」、同「スナイデル」など6店舗、ポルタスカイダイニング(京都駅ビル11階)に飲食「金沢まいもん寿司 珠姫(たまひめ)」など3店舗。
南エリアの共用部環境のリニューアルでは、フロアを全体的に明るくするとともに、JR京都駅地下東口改札横のエントランスやエスカレーター周りに、真っ白な丹後ちりめんに京都の伝統的な草木染の色を光の反射によって表現する意匠を登場させる。カラフルな影が投影される遊び心に満ちたフォトスポットも新設する。3月1日使用開始予定。
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