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JR西日本・中国SC開発 広島新駅ビルの商業施設「minamoa」 25年3月24日開業

2024.10.03
中四国最大級のダイニングフロアが入居する6階のイメージ(中国SC開発提供)

 広島のにぎわい創出に貢献

 JR西日本と中国SC開発は9月27日、開発を進めている広島新駅ビルの商業施設「minamoa(ミナモア)」を来年3月24日に開業すると発表した。店舗数は、ファッションやグルメ、生活雑貨など185店舗。このうち3分の1以上の65店舗が西日本や中四国、広島などの地域初出店となる。広島のまちの一員として愛着を持ってもらうとともに、まちに彩りを添える、より広島に住みたくなるライフスタイルの提供を目指す。

 新駅ビルは鉄骨造り地上20階・地下1階建て、建築面積約1万4000平方㍍、延べ床面積約11万1000平方㍍。商業施設のminamoaのほか、「HOTEL GRANVIA HIROSHIMA SOUTH GATE(ホテルグランヴィア広島サウスゲート)」と、シネマコンプレックス「MOVIX(ムービックス)広島駅」も同日に開業する。

 minamoaの延べ床面積は約2万5000平方㍍。店舗数は200店前後を予定しており、飲食やスイーツ、雑貨、ファッション、コスメなどバラエティー豊かな店舗がお目見えする。今後さらに10店舗程度のテナントを発表する見通し。

 主な店舗は、コスメティックブランド「SHIRO(シロ)」や、ベビー・子ども関連ブランドでギフトに特化したライフスタイルショップ「ファミリア」、ラーメン「尾道ラーメン 丸ぼし」、観賞魚「アクアリウムトールマン」、グルメ「日本橋三代目たいめいけん」、ティーに特化したスターバックスのカフェ「スターバックス(ティー&カフェ)」など。

 9月27日から求人ウェブサイトも開設。約3000人の新規雇用の創出を予定している。

 この日は広島市のJR西日本中国統括本部ビル内で会見が行われ、広岡研二同社理事・同本部副本部長・広島支社長、竹中靖中国SC開発社長らが出席。

 広岡支社長は「中四国の玄関口にふさわしい設備になるよう工事を進めている。日常使いから特別な日までさまざまなシーンに応じた形でご利用いただけるショッピングセンターとなる。広島にお住まいの方はもちろんのこと、遠方からも多くの方に訪れていただきたい。人やまちや社会がどんどんつながり、結果的に広島のにぎわい創出に貢献し、広島が元気になっていくような施設にしていきたい」とあいさつ。

 竹中社長は「テナントの誘致に力を入れた結果、全体の3分の1超が地域初出店となった。路面電車のアクセスもよくなるので、八丁堀や紙屋町ともしっかりつながり、広島のまちの活性化に貢献していきたい」と述べた。

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