JR西日本 荒木飛呂彦氏のパブリックアート作品展示 「イノゲート大阪」1階に
JR西日本はきょう31日の大阪駅西側エリアの新駅ビル「イノゲート大阪」の開業に合わせ、同エリアを起点とするアートプロジェクト「WARP(WEST ART PROJECT)」として、同ビル1階に人気漫画「ジョジョの奇妙な冒険」シリーズの作者、荒木飛呂彦氏のパブリックアート作品を設置した。
同プロジェクトは、大阪駅を訪れる多くの利用者に日常的なアート体験の場を提供しようとスタート。クリエーティブ集団「CEKAI」とタッグを組み、同駅西側エリアに複数のパブリックアート作品を展示する。
今回は、荒木氏のほか、アーティストのRena&Motoki、大倉龍司、Shunta Sakamoto、So So So、三重野龍の各氏が参加。計6点の作品を同ビル2階や同駅西口改札前に設置した。
荒木氏の作品は、かつて大阪駅のシンボルとなっていた「噴水小僧」をテーマにしたステンドグラス作品で、直径2㍍におよぶ球体状。手吹きガラスの最高峰といわれるドイツ・ランベルツ社製のアンティークグラスを使用している。荒木氏の漫画に登場するキャラクター(スタンド)も7体描かれている。
一般公開に先立ち、29日には現地で発表セレモニーが開催され、長谷川一明JR西日本社長と荒木氏が出席。
長谷川社長は「大阪のまちが世界に向けて魅力を増していく時を迎えている。六つのアート作品は、どれも各先生方の心のこもった作品を制作していただいた。作品をご覧いただきながら梅田のまちを回遊していただく機会になればと思う。イノゲート大阪でイノベーションが発信され、人、まち、社会のつながりを深めて一人一人の心を動かす、未来を動かす、そのような空間になっていくことを期待している」とあいさつ。
荒木氏は「かつてシンボルになっていたものを新しい形で復活させ、再生することに魅力を感じた。パブリック作品に携わらせていただく機会もそうないので、ぜひ貢献したいと思い、一生懸命描かせていただきました」と述べた。
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