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日本郵便・ＪＲ西日本など　「ＫＩＴＴＥ大阪」各フロア概要を決定

2024.02.08 JR西日本 予定・計画・施策
１階北側のエントランスイメージ（ＪＲ西日本提供）

　知られざる日本の魅力発信　７月グランドオープン予定

　日本郵便とＪＲ西日本、大阪ターミナルビル、ＪＴＢ、日本郵政不動産は１月３１日、旧大阪中央郵便局跡地を含む大阪駅西地区で開発を進めている高層ビル「ＪＰタワー大阪」（地上３９階・地下３階建て）で、低層階の商業施設「ＫＩＴＴＥ大阪」のフロア概要を発表した。「ＵＮＫＮＯＷＮ（アンノウン）」をコンセプトに、各フロアにまだ知らない、体験したことのないものを集めて提供し、日本の良さを発見、再認識できる施設を目指す。７月にグランドオープン予定。

　ＪＰタワー大阪の事業者は日本郵便、ＪＲ西日本、大阪ターミナルビル、ＪＴＢの４社。今年３月に竣工（しゅんこう）予定。地下１階―地上６階が商業施設、６階が劇場「ＳｋｙシアターＭＢＳ」、１１～２７階がオフィス、２９～３８階がホテル「ＴＨＥ　ＯＳＡＫＡ　ＳＴＡＴＩＯＮ　ＨＯＴＥＬ，Ａｕｔｏｇｒａｐｈ　Ｃｏｌｌｅｃｔｉｏｎ」となる。劇場は３月２７日に、ホテルは今夏に開業予定。

　商業施設の地下１階は、地元大阪の人気店や全国の繁盛店など個性豊かな和洋中のレストランが軒を連ね、気軽にお酒を楽しめる横丁ゾーン「うめよこ」を展開する。

　１階は、シンボリックな４層吹き抜けのアトリウムが広がり、その周囲にカフェ、土産にぴったりの物販がそろう店舗、フラワーショップなどを配置する。２階はフロア名称を「Ｆｅｅｌ　ＪＡＰＡＮ　Ｊｏｕｒｎｅｙ（ええもん　にっぽんめぐり）」とし、全国各地のアンテナショップなどを集めて、各地域の情報を発信。さらに地域の魅力を知ってもらうため、商品販売やセミナーなどを開催するイベントスペース「＠ＪＰ　Ｃａｆｅ」も設ける。

　３階では、日本の各地域で作られた、暮らしをちょっとぜいたくにしてくれるこだわりのアイテムを提供。４階は、大阪で誰もが知るような繁盛店、日本各地から大阪に初進出する人気店が集まり、活気があふれるレストランフロア、５階は「日本のおもてなし」をテーマに、落ち着いて食事ができるレストランフロアとする。

　劇場の入り口につながる６階は、観劇の前後や買い物の際に休憩できるカフェなどを設ける。

　

　アーティストが楽曲で花添える　アイナ・ジ・エンドさんら

　また、７月のグランドオープンに向けて、「つなぐ」をコンセプトとしたプロジェクトを開始。アーティストのアイナ・ジ・エンドさんと、作曲家・坂東祐大さんの大阪出身の２人がコラボレーションし、「ＫＩＴＴＥ大阪」のテーマソングを制作する。大阪芸術大学（大阪府河南町）と共にシンボルモニュメントを制作するプロジェクトも始動させる。

　モニュメントは「結び」をコンセプトに、良縁を結ぶ象徴として「水引」をモチーフにしたものとなる。公式ＳＮＳアカウントや特設ウェブサイトで制作過程などを公開し、完成後は１階アトリウムに設置する予定。

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