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JRグループ旅客6社 「第58回京の冬の旅」非公開文化財特別公開箇所の関係者向け内覧会

2024.01.17
内覧会に出席した門川市長(前列左から4人目)、岡田部長(同右から3人目)ら=京都市観光協会提供=

 JRグループ旅客6社と京都市、京都市観光協会などが共同で展開している京都デスティネーションキャンペーン「京の冬の旅」の非公開文化財特別公開箇所の関係者向け内覧会が15日、東本願寺の渉成園(同市下京区)で行われた。

 58回目となるキャンペーンの非公開文化財特別公開では、「紫式部と源氏物語」「辰年のご利益 京の龍めぐり」の二つのテーマを中心に、普段は見 学できない庭園、仏像、襖(ふすま)絵、建 築などを公開。実施箇所は、渉成園のほか、廬山寺(同市上京区)、相 国寺光源院(同)、大徳寺龍源院(同市北区)、仁和寺金堂・裏堂(同市右京区)など。3月18日まで(一部を除く)。

 キャンペーンではこのほか、定期観光バスの特別コース運行、少人数で奥深い京都の魅力を楽しめる多彩な体験プランの提供、市内の交通機関とのコラボレーションによるデジタルスタンプラリーなどで誘客を図っている。

 内覧会には、門川大作京都市長、田中誠二同観光協会会長、JR西日本の岡田学理事・マーケティング本部鉄道マーケティング部長、財剛啓理事・近畿統括本部副本部長・京滋支社長、JR東海や関西私鉄各社、旅行会社の関係者、キャンペーンのポスターに出演している有職料理萬亀楼11代目若主人・生間流式庖丁31代目次期継承者の小西雄大氏、彫刻家の樂雅臣氏らが参加。

 美しい庭園を望む渉成園(枳殻邸)、版画家・棟方志功の肉筆の襖絵44面が収められている持仏堂・園林堂を見学した。併せて、代表者による拝観者のお出迎えも行われた。

 キャンペーンについて、門川市長は「(渉成園のようなスポットを巡って)『静かな京都』を楽しんでいただくとともに、いかに京都の人たちが文化を大事にしてきたかということも感じてもらえればありがたい」、岡田部長は「地元のご協力でたくさんの魅力的なコンテンツが用意されている。全国の駅、車内にキャンペーンのポスターが掲出されているが、当社としてもしっかりと魅力の発信に取り組み、1人でも多くの方に京都の歴史・文化に触れていただけるようにしたい」と話した。

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