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関空アクセス特急「はるか」「ラピート」運転開始30周年

2024.09.10
㊤関西空港駅ホームでフォトセッションを行う田村駅長(左端)と福田駅長(左から2人目)ら㊦テープカットを行う(左から)岡田部長、北林執行役員、徳永さん、吉田部長

 関西空港駅で記念セレモニー

 関西エアポート(大阪府泉佐野市)が運営する関西国際空港は4日、1994年9月4日の開港から30周年を迎えた。関空アクセス特急として同日にデビューしたJR西日本の特急「はるか」(京都―新大阪―関西空港間)、南海電気鉄道の特急「ラピート」(難波―関西空港間)も運転開始30周年となり、7日に関西空港駅ホームなどで記念セレモニーやイベントが行われた。

 同空港に直結する関西空港駅は、開港に先立ち94年6月15日に開業。同年9月4日の関空開港に伴い、JR西日本の「はるか」と南海の「ラピート」がデビュー。関西の空の玄関口と大阪・京都を結んでいる。

 関西エアポートは2016年から、関空と大阪国際空港を運営。18年からは、同社100%出資子会社の関西エアポート神戸(神戸市中央区)が神戸空港を運営している。

 同駅ホームでのセレモニーは、JRホーム3番のりばで開催され、JR西日本の田村俊光駅長が「コロナ禍で一時期は関西空港駅も閑散としていたが、現在は多くの皆さまにご利用いただき、活気に満ちあふれている。いよいよ来年は大阪・関西万博が開催される。多くのお客さまが関空を訪れると期待している。私どもも便利で快適な鉄道を提供したい」とあいさつ。

 南海電鉄の福田裕樹駅長は「『ラピート』には皆さまの夢と希望を乗せていただき、当社は安全と安心を守り、ラピートと共に一生懸命走りたい」と述べた。この後、両特急を背景にフォトセッションが行われた。

 また、同駅南広場ではステージイベントが開催され、北林弘幹関西エアポート執行役員・副最高運用責任者、岡田学JR西日本理事・マーケティング本部鉄道マーケティング部長、吉田実南海電鉄公共交通グループ鉄道事業本部運輸車両部長らが登壇。

 北林執行役員は「関空開港と同時に運転開始した『はるか』と『ラピート』と共に30周年を迎えられることをうれしく思う。両社と当社は一心同体のパートナーであり、今後も10年、20年、30年とタッグを組んで、お客さまをお迎えしていきたい」と述べた。

 その後、JR西日本近畿統括本部阪奈支社の大阪駅うめきたエリア公式キャラクター「びりーばー」らと共に、30年を祝したテープカットを実施。鉄道好きのタレント・斉藤雪乃さんのトークステージや、演歌歌手・徳永ゆうきさんのライブ、ダンスチーム「アバンギャルディ」のダンスステージなどが行われ、盛況を博した。

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