JR西日本 24年度「電気関係業務研究発表会」
JR西日本の2024年度電気関係業務研究発表会がこのほど、大阪府吹田市の社員研修センターで開かれた。研究論文16件、考案10件の中から、それぞれ最優秀賞1件、優秀賞3件が選ばれた。
最優秀賞は、研究論文の部が越智亮平さん(金沢支社福井新幹線電気区)の「RPCW断線時のレール~駅鉄構間の電位測定による指令手配の検討について」、考案の部が松本博樹さん(中国統括本部広島電気技術センター)の「方向回線状態監視装置の開発」。
越智さんは、駅の鉄骨とインピーダンスボンドの中性点を直接接続しているRPCWが断線した場合のレール電位を測定するとともに、断線時の指令手配について検討した。松本さんは、運転方向回線に使用している通信ケーブル異常を監視するための装置の開発を行った。
優秀賞は次の通り(敬称略)。
【研究論文の部】
「レール直結電気設備の設置位置検証」池田壮介(山陽新幹線統括本部小倉信号通信管理室)▽「実負荷電流を考慮した五条変電所取替工法の検証」髙木秀人(近畿統括本部大阪電力技術センター)▽「踏切トリコ防止対策について」舩尾佳祐(中国統括本部福山電気区)
【考案の部】
「アース管理アプリの開発」野尻涼太郎(金沢支社電気課信通指令)▽「災害用軽量ブラケットの開発」武蔵大佑(同支社電気課)▽「トンネル用断路器の電圧検知方式の変更」弘中敬斗(山陽新幹線統括本部三原電力管理室)
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