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JR西日本 ダイヤ改正 北陸新幹線東京―福井間 最速列車で36分短縮

2023.12.19

 【JR西日本】

 北陸新幹線は金沢―敦賀間が開業、東京―福井・敦賀間では「かがやき」「はくたか」を計14往復運転。最速列車の東京―福井間の所要時間は、現行より36分短縮の2時間51分。近畿・中京方面と北陸エリア間のアクセスでは、敦賀で特急「サンダーバード」や同「しらさぎ」と接続する新幹線「つるぎ」を25往復運転する。

 山陽新幹線は、より遅い時間まで旅先で滞在できるよう、岡山への最終の東京発時刻を6分繰り下げて20時39分、西明石への最終の東京発時刻を21分繰り下げて20時54分とする。上りでは、東京への最終の博多発時刻を1分繰り下げて初めて19時台に設定する。

 新大阪から広島・博多方面への「のぞみ」など速達列車が1時間当たり最大9本運転可能な時間帯は、臨時「のぞみ97号」(新横浜発・博多行き、新大阪発8時9分)の設定により、8~19時台に拡大する。

 時刻表などで事前に明らかにしているN700Sで毎日運転する列車は、「のぞみ1号」「同40号」を追加して上下計27本に増やし、同車両を選びやすくする。対象列車のうち23本はビジネスブースを設置した車両で運転する。

 在来線では、首都圏・近畿圏と山陰エリア間のアクセス性を向上。岡山で伯備線の特急「やくも」と山陽新幹線をスムーズに乗り換えられるよう時刻を見直すことで、米子・出雲エリアへの所要時間は最大14分短縮する。

 特急「スーパーはくと」は大阪―鳥取間を1往復増発して8往復にするとともに、姫路の乗り換えを改善し、首都圏―鳥取エリア間の所要時間を最大27分短縮する。

 在来線の有料座席サービスは、奈良エリア~大阪エリア間で拡大。平日の朝夕時間帯に奈良―大阪・新大阪を天王寺経由で結ぶ通勤特急「らくラクやまと」を新設する。10月から大和路線(関西線)・おおさか東線の平日朝通勤時間帯に導入している「快速 うれしート」は、運転本数を拡大し、土休日にも設定する。

 「らくラクやまと」のダイヤは、大阪・新大阪行きが奈良発7時16分、大阪着8時13分、新大阪着同19分。奈良行きが新大阪発19時43分、大阪発同49分、奈良着20時46分。途中停車駅は王寺、久宝寺、天王寺。大阪は地下ホーム発着。

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