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JR西日本 「第2回ヒューマンファクターフォーラム」を開催

2024.09.24
好事例の共有を図るパネリストら(JR西日本提供)

 活発な議論、事例共有

 JR西日本鉄道本部安全研究所と関西鉄道協会は12日、大阪市内で「第2回ヒューマンファクターフォーラム」を開催した。30を超える関西の各鉄道社局から約180人が参加。「リスクを見つけて共有・対応していく」ことをテーマに、研究内容や体験を交えた取り組み事例の紹介などを行った。

 同フォーラムは、2022年まで計9回開催された「ヒューマンファクターシンポジウム」に続くもので、同フォーラムを通じてヒューマンファクターの考え方、研究成果などが日々の業務運営に実装されることを目指す。

 フォーラムには、漆原健JR西日本取締役兼常務執行役員・鉄道本部副本部長・鉄道本部安全推進部長・鉄道本部安全研究所長、来賓の道久聡国土交通省近畿運輸局鉄道部長らが出席。

 漆原所長は「リスク感度向上に向けた研究紹介とともに、トークセッションでは各社局の取り組み紹介を通じて、活発な意見交換の場となり、皆さまの気づきを得る場になれば」とあいさつした。続いて、小倉有紗JR西日本安全研究所主席研究員が「リスク感度向上に向けて」と題して研究発表を行った。

 また、トークセッションでは、臼井伸之介同安全研究所技術顧問をモデレーターに、パネリストとして藤井秀典近畿運輸局鉄道部安全指導課長、中上奈都美阪神電気鉄道都市交通事業本部都市交通計画部部員、泉谷剛史泉北高速鉄道鉄道事業本部運輸部運輸業務課長、村越暁子鉄道総研人間科学研究部安全心理研究室長、小倉主席研究員が参加。「現場からの気がかり・気づき事象を吸い上げ、共有する仕組み・取組み」をテーマに活発な議論がなされ、好事例の共有を図った。

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