JR西日本 大阪環状線弁天町駅2番のりば「改良型可動式ホーム柵」筐体工事開始
JR西日本は9月28日から、大阪環状線弁天町駅2番のりばで「改良型可動式ホーム柵」の筐体(きょうたい)設置工事を進めている。使用開始は11月上旬を予定している。
同社は、来年4月に開幕する「2025年日本国際博覧会」(大阪・関西万博)を見据え、同駅と西九条駅の全のりばで本年度中に、同ホーム柵の整備完了を目指している。弁天町駅では今年8月6日始発から1番のりばで使用開始した。
同社は昨年4月から、鉄道駅バリアフリー料金制度を活用して、京阪神地区の整備対象エリアでバリアフリー設備の整備を進めている。改良型可動式ホーム柵は、開口部の設置や構造の見直しなどで、柵が風を受ける面積と柵の重量をいずれも従来比で約3分の2に低減。従来のホーム柵の安全機能を維持した上で、軽量化や風荷重の低減が図られている。
併せて弁天町駅では、ホームのかさ上げとくし状ゴムの取り付けを実施。323系車両の1号車3番ドア、5号車と8号車の1番ドアの乗降口で、列車との段差、隙間を縮小する。
中谷浩二同社近畿統括本部バリアフリー推進部長は「改良型可動式ホーム柵は、従来より大幅な軽量化を図っており、ホームの補強工事の簡素化や作業の効率化を通じて、工期の短縮が可能となった。弁天町駅は万博会場への乗り換え駅であり、多くの方々の利用が見込まれている。安全で快適に国内外のお客さまをお迎えできるよう、引き続き準備を進めていく」としている。
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