JR西日本 再エネ電力 京都線などに導入
JR西日本は14日、JR京都線(東海道線)、JR神戸線(東海道線・山陽線)、JR宝塚線(福知山線)などで再生可能エネルギー由来の電力(再エネ電力)を導入すると発表した。導入規模は電力ベースで年間約8000万㌔㍗時。供給開始は2026年度~27年度中を予定。これにより、先行して再エネ電力による運行を実施する大阪環状線・JRゆめ咲線(桜島線)の導入量と合わせて、同社在来線全体の運転用電力の10%強が再エネ電力に置き換わる。
JR西日本グループでは、グループ全体の二酸化炭素(CO2)排出量を30年度に13年度比50%削減、50年に実質ゼロとすることを環境面での目標に掲げており、この達成に向けた取り組みの一環。
JR西日本、関西電力、双日がJR西日本専用の太陽光発電設備を設置し、そこで発電された再エネ電力を近畿エリアの主要線区の列車運転用電力として導入する。
供給線区は、JR京都線、JR神戸線、琵琶湖線(東海道・北陸線)、北陸線、山陽線の近江塩津―米原―上郡間と、JR宝塚線尼崎―篠山口間、湖西線近江塩津―山科間。
再エネ電力の導入規模は発電容量ベースで約5万㌔㍗。電力量ベースでは年間約8000万㌔㍗時で、供給線区の年間運転用電力量の約12%に相当する。供給開始後のCO2排出削減量は、年間約3万6000㌧(一般家庭約1万3000世帯分)を見込む。
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