ジェイアール西日本ウェルネット 「近畿人事支援センター」を設立
幅広い業務、専門的に受託
ジェイアール西日本ウェルネットは1日付で、「近畿人事支援センター」をJR西日本近畿統括本部ビル内に開設した。同センターは、同本部経営企画部で行っている人事システム登録作業や採用活動、教育に関わる事務業務などの幅広い人事業務を専門的に受託。発足時は、森本浩三所長以下、JR西日本からの出向者を含む計7人体制で業務に当たり、順次ウェルネット社員に継承していく。
同社は、JR西日本人財戦略部の人事業務を担い、効率化を図りながら、同部の社員が企画業務に専念する環境を提供している。同センターの開設は、今後の北陸や中国地方など他エリアへの拡大を見据えた第一歩となるとともに、JR西日本の若手社員が間接部門に配属される際の育成箇所の一つとしての役割が期待されている。
3日は同センター内で開所式が行われ、小林聡社長、宮内栄治JR西日本近畿統括本部副本部長・経営企画部長、同センター所員らが出席。
小林社長は「コロナ禍で仕事の仕組みや組織が変わってきている。同センターの開設は、JR西日本グループの『私たちの志』を達成する上でも非常に重要だ。AI(人工知能)やチャットボットなどのシステムに置き換えられる部分は多くあるが、ヒトが担う部分はぜひ同センターで担ってほしい」とあいさつ。
宮内副本部長は「経営企画部の基本方針『成長、チャレンジを続けていく』を、人事部門が率先して進めているのは心強い。今後、具体的な課題は多数出てくるが、ぜひ相互に意見を出し合い、解決策を模索していきたい。社外の目でJR西日本を見て、人事部門だけでなく会社全体の変革につなげてほしい」と期待を寄せた。
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