JR西日本 JAXA、スカパーJSAT 鉄道の故障予測AI 宇宙機へ活用
JR西日本と宇宙航空研究開発機構(JAXA、東京都調布市)、スカパーJSAT(同港区)の3者は23日、JR西日本が開発した鉄道の故障予測AI(人工知能)技術を宇宙機へ活用することを目的に、共同実証活動を開始すると発表した。JR西日本とJAXAは2022年10月から、同技術を宇宙機に適用することを目指し、事業コンセプト共創活動を開始。アジア最大の衛星通信事業者で、累計30機以上の人工衛星の運用実績と知見を持つスカパーJSATが加わることで、実運用への適用に向けた活動を加速させる。
共創活動は、JR西日本が持つ鉄道設備メンテナンスに関するデータ分析、AI開発技術、実装ノウハウを掛け合わせることで、人工衛星の故障や異常兆候の検知を目指すもの。
これまでに、従来の人工衛星運用管制では視覚的に確認することが難しかった外部環境による影響や、複数のテレメトリデータの相互関係を可視化。人工衛星運用の品質の向上、業務効率化につながる複数のAIモデルの構築を実現している。
3者の連携により、商用衛星運用における課題の明確化と、衛星テレメトリ解析AIモデルの高度化が可能に。今後は実運用環境での利用に向けた実証を通じ、異常兆候検知AIを通じた衛星運用の品質の向上と業務効率化、さらなる安定運用を目指す。将来的には、軌道上衛星の有効な利活用事業や、リスクヘッジ事業の構想と事業性を検討していく。
各者の役割分担は、JR西日本はAI開発技術と業務実装ノウハウの提供、JAXAは人工衛星の運用に関するノウハウや異常兆候に関する知見の提供、スカパーJSATは衛星通信事業者として培った運用実績と知見、保有する人工衛星のテレメトリデータの提供。
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