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JR東日本 オフピークポイントサービスをリニューアルして継続 利用回数に応じてポイント還元 23年3月末まで

2022.03.10
「JREパスポート」のロゴマーク(JR東日本提供)

 JR東日本の深澤祐二社長は8日の定例会見で、在来線首都圏エリアの鉄道をピーク時間帯の前後に利用したSuica定期券の利用者へ同社グループ共通ポイント「JRE POINT」を還元する「オフピークポイントサービス」について、今月31日までの実施期間を1年間延長すると発表した。4月1日から、利用回数に応じたポイント還元制度を導入するなど一部のプログラムをリニューアルする。昨年トライアルを実施したサブスクリプションサービスについても、同日から利用対象店舗を大幅に拡大して本格展開を開始する。

 「旅と暮らしを新しいカタチに。~Styling the new~」をキーワードに、新しいライフスタイルを応援する同社のサービスの一環で、より豊かな通勤シーンを演出する。

 昨年3月15日にスタートしたオフピークポイントサービスは、各駅の平日朝のピーク時間帯(1時間30分)を挟んだ前後各1時間を対象に、前1時間の「早起き時間帯」に入場すると15ポイント、後1時間の「ゆったり時間帯」の入場なら20ポイントを還元するもの。出場も対象エリアの駅である場合に限る。これまでに約65万人が利用登録している。

 リニューアル後は、ピーク時間帯の前後にかかわらず、1カ月当たりの利用回数が1~4回目は5ポイント、5~20回目は25ポイントが還元される。還元は20回目まで。対象のSuica定期券を「JRE POINT」に登録後、同ポイントウェブサイトからエントリーして利用する。

 4月1~28日には、初めて同サービスを利用する人向けに「オフピークデビュー55(ゴーゴー)キャンペーン」を実施する。エントリー後に初めて還元対象時間帯を利用すると、抽選で「BECK 's  COFFEE SHOP(ベックスコーヒーショップ)」のコーヒー(S)を1日3杯まで2週間、無料で楽しめるプランが5000人に、「Suicaグリーン券」1回分が500人に当たる。

 また、同社エリア内の通勤定期券をSuicaで持つ人を対象に、コーヒーや駅そば、ボックス型シェアオフィス「STATION BOOTH」など3業態6店舗で昨年7月6日~9月30日にトライアル実施したサブスクリプションサービス「JREパスポート」についても、対象を全てのSuica所持者に拡大。4月1日から商業施設やラーメン、フラワー、フィットネス・リラクゼーションなど16業態100店舗以上に広げて販売する。

 販売価格は、「カウンターコーヒープラン」(ニューデイズ5店舗、同コーヒーを無料で提供)が1200円(期間限定価格)、「ベックスコーヒープラン」(ベックスコーヒーショップ全70店舗、来店ごとにSサイズのコーヒーを1日3回まで無料で提供)が3500円(初回1000円引き)、「エキュート品川everydayプラン」(同品川14店舗でドリンク無料や割引など)が300円、「ジェクサー個人参加型フットサルマンスリーPASS」(ジェクサールミネ立川店、セレオ八王子店、個人参加型フットサルを最大10回まで利用)が1万1000円(期間限定価格)など。有効期間は購入日から1カ月間。

 専用サイトからクレジット決済で購入し、SuicaのID番号を入力後、スマートフォンでサイト内画面を操作し、表示画面確認を行うかQRコードを読み込んで利用する。将来的にモバイルオーダーシステムも実装する予定。

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