交通新聞社 電子版

ＪＲ東日本東京支社　列車の運行状況などの条件に応じ　タイムリーにクーポン配信

2022.06.01 JR東日本 予定・計画・施策
配信クーポンのイメージ（ＪＲ東京支社提供）

　山手線、京浜東北・根岸線で実証実験

　利用者の満足度・購買行動を調査

　ＪＲ東日本東京支社は、スイスのＩＴ企業Ａｘｏｎ　Ｖｉｂｅ（アクソン　バイブ）と協働し、エキナカ店舗などで利用可能なクーポンを、列車の運行状況などの条件に応じて適時配信するアプリ「Ｔｏｋｙｏ　Ｎｕｄｇｅ」（トウキョウ　ナッジ）を開発し、きょう１日から山手線と京浜東北・根岸線で実証実験を行っている。対象路線で列車が５分以上遅延していた場合、タイムリーにクーポンを配信するもので、利用者の満足度や購買行動にどのような変化を及ぼすかを調査する。７月３１日まで。

　アプリは、スマートフォンで「トウキョウナッジ」と検索すると、無料でダウンロードできる。アプリ対応はⅰＯＳバージョン１３以上、Ａｎｄｒｏｉｄバージョン７・０以上。

　クーポンは、ニューデイズやベックスコーヒーショップ、ＳＴＡＴＩＯＮ　ＷＯＲＫなどのエキナカ店舗で利用可能。対象路線を２２～０時に利用した場合は、翌朝８時にクーポンを配信する（通信状況などにより配信されない場合もある）。

　配信を受けるには、期間中、対象路線を週２回以上利用することと、アプリ上でアンケートへの回答が必要。設問は３～６項目程度、回答時間は１～２分程度。アンケートは①初回クーポンの配信時②クーポンの初使用時③７月３０日ごろの計３回実施予定。

　クーポンの内容は、ニューデイズ、ニューデイズキオスクのパスタ、調理麺５０円引き（オールセルフレジ店舗とセルフレジは対象外）、ベックスコーヒーショップの全ドリンク（スープとアルコールを除く）１００円引き、シェアオフィス事業「ＳＴＡＴＩＯＮ　ＷＯＲＫ」３０分無料（ＳＴＡＴＩＯＮ　ＢＯＯＴＨのみ対象）など。他クーポンとの併用不可。

　アクソンバイブは２０１４年に設立。世界各国で事業を展開しており、鉄道会社との協働に実績を持つという。

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