JR九州・東急など 「九州・沖縄 オフピーク旅促進プロジェクト」始動
「九州・沖縄観光」を平準化 平日、閑散期の需要創出
東急とソラシドエア、スターフライヤー、JR九州、ニッポンレンタカーサービスは4日、東急の定額制回遊型宿泊サービス「TsugiTsugi(ツギツギ)」を軸に観光需要の平準化を目指す「九州・沖縄 オフピーク旅促進プロジェクト」を始動した。交通事業者5社が連携を深めて平日や閑散期の需要創出に注力し、交流人口や関係人口の拡大、地域活性化を図る。
ツギツギは、全国200以上の対象宿泊施設から毎日好きな場所を選んで泊まれる定額制サービス。同伴者1人まで無料で宿泊できる。昨年5月の正式事業化以来、約8万5000人(今月時点)の個人会員が利用しており、法人プランは50社以上(同)が導入している。
個人向けは会員登録を済ませてプランを購入。プラン・料金は、「まいにち30」(30連泊、29万9800円)、「えらべる14」(日―木曜日10泊と金・土曜日・祝前日4泊、15万7800円)、「同5」(日―木曜日5泊、5万5800円)、「同2」(同2泊、2万3980円)。専用ウェブサイトから予約を行う。
九州・沖縄エリアの対象施設は約50カ所あり、今回のプロジェクトでは来年5月末までの期間中にソラシドエア便を往復利用してツギツギで対象施設に泊まると、全国で使える宿泊権が最大12泊分(月1回申請可能)もらえる。同エリアの名店グルメが当たるキャンペーンもある。
併せて、JR九州の乗り放題周遊チケット「JR九州フリーきっぷ」の提供を、スターフライヤー羽田発北九州・福岡便の機内に加えて、ソラシドエア機内でも開始。詳細については今月下旬ごろに案内する。
また、ツギツギ会員は、ニッポンレンタカーの専用予約サイトからレンタカーサービスを優待価格で利用できる。九州・沖縄に限らず全国の営業所が対象。
このほか、ツギツギ内AI(人工知能)コンシェルジュ機能「旅先こんしぇるじゅ」の新サービスとして、ユーザーが旅の行程や思い出をチャットで話すと、話に基づいたオリジナルの〝思い出ソング〟を提供してくれる機能を導入。好きな音楽ジャンルや性格が異なる4種類のAIキャラクターを選べる。
同日、東京都内で説明会が行われ、ツギツギ発案者の川元一峰東急ホテル・リゾート事業部事業戦略グループ主査が、プロジェクト発足に至るオーバーツーリズムの背景や取り組みの詳細などを紹介。
金山明煥東急執行役員・ホテル・リゾート事業部管掌は「事業者、お客さま、地域の三方良しを目指してオフピーク旅を提供していきたい」、鷹野恵一JR九州鉄道事業本部営業部長は「オフピークを中心とした送客に期待している。受け地の代表としておもてなしに努めたい」と述べた。
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