JR九州 日田彦山線BRTひこぼしライン 追加投入の中型ディーゼルバス1台が運行開始
利用好調で車両追加投入 中型ディーゼルバス「ブラウンカラー」採用
JR九州は9日、日田彦山線BRTひこぼしライン(添田―日田間)で新たに中型ディーゼルバス1台を追加投入し、運行を開始した。新型バスは8色目となる「ひこぼしブラウンカラー」を採用。好調な利用に対応するため輸送力増強を図り、乗客のより快適な利用につなげる。
ひこぼしラインでは、これまで小型電気(EV)バス4台と中型ディーゼルバス2台などを使用。昨年8月27日の開業から2月末までの1日平均利用者は約300人と好調を維持し、3月には累計6万人を突破した。
[[多客対応力を強化]] 同社によると、観光シーズンなど多客期はEVバス(定員25人)だけでは対応できず、臨時便による続行運転や中型ディーゼルバスへの運用変 更を行っているという。このため、今回中型バスを投入し、多客対応力を強化した。
ひこぼしラインでは車両ごとに地域の魅力をイメージし、車体に「棚田カラー」(黄緑色)、「あやめカラー」(紫色)などを採用。新型バスは8色目となる「ひこぼしブラウンカラー」で、沿線の歴史や文化、伝統を表現した。既存車両と同じいすゞ自動車製の低床ノンステップバスで定員56人(28席)。
同日は添田駅BRTのりばで新型バスの初便出発式が開かれ、運行管理するJR九州バス添田支店の納所英孝支店長が合図を送り、ブラウンの真新しいバスが日田に向けて出発した。
同社は「地域の皆さまや観光のお客さまのさらなる利用拡大に向けて、今後も沿線自治体などと連携し、利便性向上やにぎわい創出に取り組んでいきたい」としている。
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