JR九州 九州新幹線博多―熊本間「九州ネット早特7」 価格変動制を本格導入
6月1日発売分から
JR九州は28日、九州新幹線博多―熊本間のインターネット限定割引きっぷ「九州ネット早特7」で実証実験を行っていた価格変動制を、6月1日発売分から本格導入すると発表した。新幹線のきっぷに価格変動制を本格導入するのは、JRグループでは初めて。
同社管内の新幹線や在来線特急で同区間の利用が最も多く、乗車日や時間帯、速達性によって列車ごとに乗客数に偏りがあり、一部列車で混雑が見られた。価格変動制の適用により利用の平準化を図り、より快適な旅行の提案につなげるのが狙い。
九州ネット早特7は片道指定席利用で、出発日の1カ月前から7日前まで同社インターネット列車予約で発売。価格は実証実験前の大人3800円(子ども1900円)に対し、変動制では3400~4200円(1700~2100円)に設定。予約状況に応じて、発売後も価格が変動する。
実証実験は3月1日乗車分から実施。同社によると、価格が高い速達タイプの「みずほ」「さくら」から安い各駅停車の「つばめ」に利用者が変移する動きがみられたことから本格導入を決めた。
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