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JRグループ音楽連盟 第6回演奏会 宮城県多賀城市で開催

2023.11.24
JRグループ特別合同楽団の演奏(JR東日本提供)

 JRグループ音楽連盟(会長・丹羽俊介JR東海社長)は18日、宮城県多賀城市の多賀城市文化センター大ホールで「第6回定期演奏会」を開催した。「みちのくから響け!ミュージック♪~全国から集うJRバンド~」をキャッチフレーズに、JR各社の吹奏楽団(合計約310人)が日頃の練習の成果を披露。約450人の来場者に熱のこもった演奏を届けた。

 演奏会は2016年に第1回が開かれ、コロナ禍による中断を経て昨年から再開した。今年の幹事はJR東日本東北吹奏楽団。

 今回は、各楽団のトロンボーン奏者によるウエルカムアンサンブルで来場者を歓迎。開演に先立ち、丹羽会長は「多賀城の地で皆さまにお会いして演奏会ができること、メンバー一同喜びに満ちている。日頃は安全運行に注いでいる情熱を、きょうは音楽にささげ、(JRグループ)7社のメンバーが一体となって良い演奏をしたい」とあいさつした。

 プログラムは、JR東日本東京吹奏楽団が「陽はまた昇る」など2曲、JR貨物音楽部が「花は咲く」など3曲、JR四国吹奏 楽部が「愛の花」など3曲、JR九州吹奏楽団が「浪漫鉄道」(社歌)など3曲、JR東海音楽クラブが「会いにいこう」(新幹線車内チャイム採用曲)など2曲、JR西日本吹 奏楽団が「カーペンターズ・フォーエバー」など2曲、JR東日本東北吹奏楽団が「Othello」から3曲などを演奏した。

 最後に、JR北海道の有志が加わったJRグループ特別合同楽団が「青葉城恋唄」「大漁唄い込み」(サルサバージョン)など4曲を披露。盛大な拍手に応え、アンコールとして「鉄道唱歌」のメロディーが含まれる「鉄道行進曲」を演奏した。

 次回は来年11月16日、静岡県浜松市の「アクトシティ浜松」大ホールで開催する予定(幹事社・JR貨物)。

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