ジェイアールグループ健康保険組合 「令和5年度ジェイアールグループ保健師会議」
ジェイアールグループ健康保険組合は15日、東京・神田のステーションコンファレンス万世橋で「令和5年度ジェイアールグループ保健師会議」を開催した。事業主のうちJR北海道、JR東日本、JR東海、JR西日本、JR九州の健康管理部門に所属する保健師、看護師らの中で、経験年数が15年以上の社員約40人が参加。各社の取り組みの発表や特別講義の聴講、グループワークなどを行った。
同会議は、医療職としての知識の向上をはじめ、関係者間の情報共有や意見交換、JR健保の健康施策への理解と施策推進に向けた連携強化などを目的に毎年開催している。
開会に当たり、高橋徹常務理事は当面の課題として「いよいよ2024年度より第4期特定健診・特定保健指導が始まる。第3期からの見直し点はアウトカム評価の導入で、より具体的な数値目標の達成や成果を出すことが重視される」と指摘。第3期データヘルス計画の開始やマイナンバー保険証の利用促進などに触れた上で「(対面方式での会議の開催は)せっかくの機会なので情報交換のきっかけにしてほしい」と呼び掛けた。
事業主施策の情報共有のため、JR東日本のJR東日本健康推進センター千葉健康推進センターと、JR東海の健康管理センター東京健康管理室の各担当者が、それぞれ「惨事ストレスケア体制の構築を目指して~JR社員のための惨事ストレス対策の検討~」「JR東海が実践する『職場の活力向上プロジェクト』の紹介」をテーマに発表を行った。
特別講義では、東京大学医学系研究科医療コミュニケーション学の後藤英子特任助教が「『伝わる』メッセージ『伝わる』コミュニケーション~従業員の心に届くメッセージの作り方とコミュニケーション法~」をテーマに、伝えたいことを伝わるように伝えることは難しいことから、「伝わるメッセージ」「伝わるコミュニケーション」のためのテクニックを説いた。
また、「対象者に『伝わる』アプローチの検討」をテーマにしたグループワークも行われた。
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