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JR九州「日南駅」 台湾鉄路管理局「日南(リーナン)駅」が姉妹駅協定

2023.11.08
協定締結式に出席した中嶋支社長(左から3人目)ら=JR九州提供=

 JR九州は1日、日南線「日南駅」と駅名が同じ台湾鉄路管理局(台鉄)の「日南(リーナン)駅」と姉妹駅協定を締結した。JR九州の海外との姉妹駅は5駅目となり、台鉄とは初めて。

 JR日南駅は1941年10月に志布志線吾田駅として開業し、52年1月に現在の駅名に改称。2019年3月に駅舎がJR九州から宮崎県日南市に譲渡された。台湾の日南駅は1922年10月に開業。築100年の木造駅舎が残る。

 1日に台湾台中市大甲区の日南駅前広場で協定締結式が開かれ、JR九州から中嶋敬介宮崎支社長、台鉄から蘇鎮霖台中運務段長が出席。佐藤弘之宮崎県副知事、髙橋透日南市長、黄国栄台中市副市長らが立会人を務めた。

 式では、中嶋支社長が「今回の締結を機に、さらなる日台親善や相互交流の発展が図られることを祈念する」と述べ、蘇台中運務段長と協定書を取り交わした。

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