年頭訓示 JR九州 古宮洋二社長
積極果敢に挑戦を【JR九州】
古宮洋二社長は4日10時から、本社会議室で役員、幹部ら約200人を前に年頭訓示を行った。
はじめに、年始に発生した能登半島地震や羽田空港事故に対する哀悼の意を示し、「JR九州グループで、万一このような地震や事故が発生した時のお客さま対応や事故の未然防止などを検証しなければならないと思わされた年始だった」と述べた。
続いて、グループのブランド戦略の一環で昨年末から放映しているテレビCMを紹介し、「キビキビとした動作で安全確認している姿、お客さまに寄り添う姿など、日ごろの社員の皆さんがブランドのベースである。皆さんと前へ、自信を持って出発進行」と呼び掛けた。
また、昨年公開された映画「ミッションインポッシブル デッドレコニング PART ONE」で最も心に残った言葉を引用し、「絶体絶命のシーンで仲間から『どうするんだ』と問われた(主人公の)イーサン・ハントが『自分で考えろ』と答えた。この言葉はそれぞれが自ら力をつけ、お互いの力を認めた信頼の上での言葉ではないか。今のわれわれに必要な言葉だと思う」と強調。
その上で「世の中も会社を取り巻く環境も変化が激しい今、われわれ一人一人が自らの業務、いわゆる守備範囲をしっかり守り、安全とサービスを向上させるためには、自らを成長させることが必要だ。いざという時に自ら行動できる実力と判断力を持たなければならない」と訴えた。
最後に「今年はグループとしてコロナ禍から完全に脱却する大事な年となる。自ら考え、皆さんと高い目標に向かって『積極果敢』に挑戦していこう」とさらなる奮起を促した。
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