JR九州など6社 「虎ノ門アルセアタワー」ワーカーサポート施設の概要決定
エリアにふさわしい「多様さ」提供
日鉄興和不動産(東京都港区)、第一生命保険(同千代田区)、関電不動産開発(大阪市)、東京ガス不動産(東京都港区)、JR九州、大成建設(同新宿区)の6社は8日、保留床取得者として参画する東京都港区の「虎ノ門アルセアタワー」(虎ノ門二丁目地区第一種市街地再開発事業・業務棟)について、ワーカーサポート施設の概要が決定したと発表した。多様性あふれる虎ノ門エリアにふさわしいオフィスビルとして、多様な働き方やリフレッシュの場を提供し、ワーカーのQWL(Quality of Working Life)を支援する。
タワーは2025年2月竣工(しゅんこう)予定で、敷地面積約2万2500平方㍍、地上38階・地下2階建て(高さ約180㍍)、延べ床面積約18万700平方㍍。6社が計画する同施設は、充実したオフィス環境を提供する「ビジネスセンター」(1~3階)、飲食・物販の「商業エリア」(1~2階)、「スカイラウンジ」(22階)。
ビジネスセンターには、1~5人用を中心に、最大20人程度に対応可能な個室とオープンエリアを併設するシェアオフィスを設置する。運営は日鉄興和不動産ブランドの「WAW(ワウ)」を予定。
さらに、最大約80人収容可能なコンファレンス(全6室)を設け、「STUDIO&LOUNGE」で配信セミナーや貸切パーティーにも対応する。このほかに、マシンジムなどのフィットネス、自転車通勤に応えるバイクステーション(予約制駐輪場)も整備する。
2階サロンにはコンシェルジュカウンターを備え、外資系企業や外国人への対応、テナント向けのビジネスサポート機能を持たせる。また、近隣のホテル「The Okura Tokyo」と連携し、ホテル客室などの予約をワンストップで行う「アカウントコーディネーター」も設置する。
商業エリアは、1階のオープンテラスに面した飲食ゾーンにバラエティー豊かな11店舗が入居。カフェやオールデイダイニング、コンビニエンスストアなど日常使いに欠かせない店舗も誘致する。
スカイラウンジはテナント専用で、シャトルエレベーター乗り換えフロアの22階スカイロビー奥に設置。カウンター席、シート席など多様なバリエーションの約160席を用意し、ランチや打ち合わせなどに利用できる。夜間は貸切利用にも対応する。
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