JR九州 BRTひこぼしライン 水素燃料電池バスの実証運転開始
JR九州は28日、日田彦山線BRTひこぼしライン(添田―日田間)で、次世代エネルギーの水素を活用した燃料電池バス(FCバス)の実証運転を開始した。2025年春まで毎週3日間を基本に路線バスとして営業運転し、山間部におけるFCモビリティー導入の可能性を検証する。
車両はトヨタ自動車製のFC小型バス(FCコースター)で、FCEV「MIRAI」第2世代FCシステムを活用し、走行中の二酸化炭素(CO2)排出ゼロの高い環境性能を誇る。座席数(定員)14席。
実証運転は、福岡県宮若市の水素ステーションを活用し、毎週火・木・日曜日に添田―日田間を1日1往復する。ダイヤは平日が添田発9時40分、日田発12時49分、日曜日が添田発12時50分、日田発15時15分。年内は12月17日までの9日間運転し、来年1月以降の運転日は同ラインのホームページで案内する。
28日は添田駅BRTのりばで初便の出発式が行われ、運転を担うJR九州バス添田支店の納所英孝支店長が定刻9時40分に合図を送り、ブルーの車体のFCバスが日田に向かって走り出した。
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