JR九州・JR長崎シティ JR長崎駅ビル「アミュプラザ長崎新館」 きょうオープン
トレンド、ニーズに応える86店舗
JR九州とJR長崎シティはきょう10日、長崎駅ビルの新たな商業ゾーン「アミュプラザ長崎新館」をオープンする。従来の〝上質なライフスタイルの提案〟に磨きをかけつつ、最新のトレンドや地域のニーズに応えるファッション、雑貨など86店舗が入る。昨年9月に開業した西九州新幹線との相乗効果により、さらなるにぎわいや交流の創出が期待される。
アミュプラザ長崎新館は、既存の本館と駅の間に建設された13階建てビルの1~4階と5階の一部に入居。立体駐車場(7層8段、約900台収容)を含め延べ床面積約4万1000平方㍍、営業面積約2万1700平方㍍。新ビル5、6階はオフィスで、7階以上には「長崎マリオットホテル」が来年初頭に開業予定。
既存の「アミュプラザ長崎本館」は営業面積約2万4000平方㍍、同駅高架下「長崎街道かもめ市場」は同2200平方㍍で、新館を含めたアミュプラザ長崎全体では約4万7900平方㍍となり、JR九州グループでは博多に次ぐ2番目の規模となる。
新館に入る86店舗のうち、長崎初出店は39店舗、九州初出店は3店舗、新業態1店舗。大型店舗は、要望の多かった家電店として「エディオン」のほか、アミューズメント「ナムコ」、長崎市内最大規模のファッション「ユニクロ」「GU」がそろった。
セレクトファッションでは、長崎初出店の「JOURNAL STANDARD」「SHIPS」をはじめ高感度ショップが登場。コスメは、これまで長崎で取り扱いのなかった国内外ブランドを集積し、商品の選択肢を広げた。
このほか、幅広いニーズに応える身回り品や、暮らしを豊かにするインテリア・雑貨のショップを誘致。駅ビルでは珍しい24時間営業のフィットネスクラブなど、新たな生活スタイルを提案する。
デザイン面では、1階エントランスを中心に植栽豊かな空間を創出。〝彩りさるく〟をコンセプトに、各フロアに青や黒、緑など長崎ゆかりのテーマ色を用いて長崎らしさを表現している。
また、子ども連れに楽しく過ごしてもらおうと、4階のアミューズメント付近にキッズスペースを用意。5階には屋上庭園とカフェ「スターバックス」を設け、ショッピングの合間やオフィスワーカーの憩いの場に利用してもらう。
オープン記念企画として、JR九州グループのクレジットカード「JQ CARD」利用で5%引き(12月25日まで)、各店舗でさまざまな特典がある。
■本館リニューアル 1~3階
アミュプラザ長崎を運営するJR長崎シティでは、新館開業に伴い、開館23周年を迎えた本館1~3階のリニューアルを進めている。対象は約40区画、売り場面積約4000平方㍍と過去最大規模となり、1階には長崎初出店19店舗を含む一大グルメゾーンが完成する。
リニューアル第1弾として、12月1、8日に2、3階のファッション、コスメ4店舗が営業開始。来年春には1階の約1800平方㍍のスペースに全29区画(うち催事1区画)の「フードマーケット」がオープン。和洋中のバラエティー豊かな総菜13店舗やグロサリー、ベーカリーなど食卓を彩るエリアが誕生する。
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