FCR 「技術・製品発表会2024」
線路下の横断排水管路の「鉄道伏(ふせ)び」の維持管理などを手掛けるFCR(東京都大田区)は17日、都内で「技術・製品発表会2024」を開催した。JR東日本、JR東海、JR西日本、JR九州をはじめ、鉄道関連の設計・建設会社の社員ら約100人が参加した。
同社は、鉄道路盤下の伏びの調査・補修・改築などの維持管理トータルサービス「FCR工法」を提供しているほか、鉄道設備維持管理に関する技術調査・研究開発、鉄道土木・建築に関する商品販売を手掛けている。
発表会では、渋谷弘社長が伏びの補修に用いるFCRライナー工法の特徴や、沿線の防草対策製品などを紹介。同工法では補修箇所に近接しやすい3㌧トラックを施工車に使用できる標準タイプが広く利用されている一方、軌陸車使用の応用タイプによる施工例が増えている点にも言及した。
草対策関連では、土そっくりで環境面でも安全なものとなっている「草デン土」、廃ペットボトルを原料とした防草シート「ナクサR―PET」などをPRするとともに、地表を黄色の花で埋め尽くすことができる他社開発製品の試験施工に協力していることを話した。このほか、同社が販売する各種製品のメーカー担当者による説明があった。
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