交通新聞社 電子版

JR九州 霧島神宮駅 駅舎リニューアルオープン

2024.03.28
鏡開きを行う古宮社長(右から3人目)ら=JR九州提供=

 樹齢100年の杉柱 象徴に

 JR九州の日豊線霧島神宮駅が22日、リニューアルオープンした。同社が駅や沿線のにぎわいづくりに地域と協働で取り組むプロジェクト「九州 DREAM STATION」の一環で、〝にぎわい〟パートナーのIFOO(鹿児島市)が改修を担当した。

 リニューアルでは、「まつる駅」をコンセプトに、鹿児島県産の杉材をほぼ100%使用。駅舎のシンボルとなる〝御神木〟として、鹿児島大学農学部の演習林から切り出した樹齢100年の杉の柱(高さ約4㍍)を中心に据え、格天井をあしらうなど、国重要文化財指定の霧島神宮の最寄り駅にふさわしい空間に生まれ変わった。

 また、同日から金曜日ルート「黒の路」(鹿児島中央―宮崎間)のD&S(観光)列車「36ぷらす3」が同駅に約25分停車。列車が到着すると、地元の人々による盛大な歓迎が催された。

 この日は駅前広場で、JR九州の古宮洋二社長、IFOOの八幡秀樹社長、向窪憲和同県姶良・伊佐地域振興局長、中重真一霧島市長らが出席してセレモニーが開かれた。

 古宮社長があいさつで「駅舎の中が見たことのない姿に生まれ変わり、大変驚いた。心より感謝申し上げる。この駅が市民の皆さまから末永く愛されることを祈念するとともに、本日のような『36ぷらす3』へのすてきな歓迎を今後もお願いしたい」と述べた後、出席者による鏡開きで完成を祝った。

検索キーワード:JR九州

822件見つかりました。

481〜500件を表示

<

>