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JR四国 ものがたり列車アテンダント 合同研修でさらなる質の向上へ

2024.01.12
お辞儀の仕方のトレーニングを受けるアテンダント

 JR四国は10日、高松市の研修センターで「観光列車アテンダント合同研修会」を開催した。同社の本格的観光列車「伊予灘ものがたり」(予讃線松山―伊予大洲・八幡浜間)、「四国まんなか千年ものがたり」(土讃線多度津―大歩危間)、「志国土佐 時代(トキ)の夜明けのものがたり」(同高知―窪川間など)のアテンダントが合同で受講する初めての研修会で、アテンダント同士で接客サービスの情報交換を行いつつ、さらなる質の向上を図った。

 同社では2014年の「伊予灘ものがたり」、17年の「四国まんなか千年ものがたり」運転開始に当たり、アテンダントがJR九州の客室乗務員研修に参加して接客サービスの基礎を習得。その後、各列車ごとに独自のカリキュラムを作成して教育を行ってきた。20年に登場した「時代の夜明けのものがたり」は、アテンダントが「四国まんなか千年ものがたり」と共通のため同内容。

 合同研修は、各列車の人気や評価の高まりを踏まえ、接客サービスのさらなるブラッシュアップを目指すとともに、各列車における接遇などの情報交換を図るのが狙い。「伊予灘ものがたり」のアテンダント15人、「四国まんなか千年ものがたり」「時代の夜明けのものがたり」のアテンダント13人の計28人が参加した。

 アテンダントらは、同センターに隣接する高松運転所に留置中の「四国まんなか千年ものがたり」の車内を見学後、同センターの教室でロールプレーイングとグループワークを実施。「接遇マナーの基本」講座では、土居珠見ミズ・オフィス代表取締役が、印象の良い表情づくり、あいさつや会話における声の出し方、美しい立ち方、歩き方、お辞儀の仕方、身だしなみ、メンタルヘルスなどについて、講義やトレーニングを行った。

[[共通の問題意識「答え見つかる」]] 合同研修について、蔦利次営業部千年ものがたり企画室長・時代の夜明けのものがたり企画室長は「(アテンダントの)皆が持っている問題意識に対し、『答えが見つかった』と言ってもらった。今後の接遇に生かされると思う」、大石健二営業部伊予灘ものがたり企画室長は「お客さまへの声のかけ方、ソフトな伝え方など、さまざまなことに対する共有ができて良かった。実りがあったと思う」と述べた。

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