交通新聞社 電子版

墨滴 9月10日付

2024.09.10

 九州ナンバーワン駅弁を投票で決めるJR九州主催の「九州駅弁グランプリ」が開催中。15回目を迎えた今回は、初登場10種類を含む48の駅弁がエントリーした。過去のグランプリ駅弁の顔ぶれもあり、王者の貫禄か、それとも新たな王者の誕生か、対決の行方が楽しみだ▼注目されるのは、九州各地に根付く「かしわめし」がベースの駅弁だ。最も知られる折尾駅の東筑軒では、自慢のかしわめしにボリュームたっぷりのおかずを詰めた新商品「折尾ものがたり」(1400円)で勝負に出た▼鳥栖駅などを拠点とする中央軒は定番の「かしわめし」(780円)に加え、新たに「かしわめしに焼麦(シャオマイ)ドーン!の丼なんてどがん?」(1100円)を投入。その名の通り、中央にジャンボ焼麦が〝鎮座〟する見栄えも量も圧倒的な一品だ▼一方、佐賀駅には鯛めしとお茶漬けの両方が味わえる「佐賀づくし 鯛出汁茶漬け」(1200円)が初登場。具材には佐賀名物の珍味・ワラスボも使われており、食欲をそそられる。購入者はお気に入りの駅弁か、新商品へのチャレンジか、迷うところだろう▼48種類いずれも丹念に手作りされた逸品ぞろいで、食べた人を幸せにしてくれるのは間違いない。ぜひ各県を訪れた際は好みの駅弁を頬張って、そのレベルの高さを体感してほしい。投票受け付けは来年1月13日まで。

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