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ＪＲ九州　香椎線「ＧＯＡ２・５自動運転」本格運用　鹿児島線「自動列車運転支援装置」実証実験　３月１６日に開始

2024.02.27 JR九州 予定・計画・施策

　ＪＲ九州は２２日、香椎線西戸崎―宇美間で取り組む「ＧＯＡ２・５自動運転」を３月１６日から本格運用すると発表した。また、昨年３月から鹿児島線で進めている「自動列車運転支援装置」の走行試験についても、同日から営業列車での実証運転に切り替える。

　ＧＯＡ２・５自動運転の本格運用は、８１９系（ＤＥＮＣＨＡ）で運行する全１７３本のうち３１本が対象。同社が養成した自動運転乗務員や運転士が前頭乗務し、走行中の緊急時に非常停止ボタンを押すなど安全確認や異常時対応に当たる。

　一方、自動列車運転支援装置は運転士が乗務し、駅出発から駅停止まで列車の加減速は自動で制御するが、走行中に運転士による手動介入が可能。列車遅延時の回復運転や特定箇所の注意運転など、臨機応変な加減速ができ、介入後も駅停止制御や制限速度、停止信号に対する減速は同装置が行う。

　ＧＯＡ２・５自動運転の知見を基に、車上の同支援装置に路線のデータベースを保有することで、地上子の増設は原則不要とするとともに車上装置の簡素化を目指す。運転士の操縦支援により、一層の安全性向上や異常時対応への注力が可能になる。

　実証運転の対象区間・列車は、鹿児島線折尾―二日市間の８１９系（同）使用列車１日上下計５本。ダイヤは香椎発８時１３分博多行き、博多発９時３７分折尾行き、折尾発１０時５８分二日市行き、二日市発１２時５６分折尾行き、折尾発１４時５７分博多行き。

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