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JR九州 第14回「九州駅弁グランプリ」 2年連続グランプリに嘉例川駅「花の待つ駅かれい川」

2024.03.12
㊤表彰式に出席した古宮社長(前列中央)と各受賞者ら㊦グランプリ受賞駅弁「花の待つ駅かれい川」

 JR九州の第14回「九州駅弁グランプリ」の結果発表が7日に行われ、肥薩線嘉例川駅で販売する「花の待つ駅かれい川」(1500円、森の弁当 やまだ屋)が、前回に続き2年連続でグランプリに輝いた。この日は本社で上位10種類の製造会社の代表を招いて表彰式が開かれた。

 今回は、九州各県の厳選された駅弁や同社D&S(観光)列車限定の弁当など45種類がエントリー。購入者が「味」「こだわり・郷土色」「盛り付け」「パッケージ」「価格」を評価した。

 昨年10月1日から今年2月11日までに寄せられた1927件の投票結果から、それぞれ平均点を算出して上位10種類を選出。古宮洋二社長をはじめ特別審査員4人の点数を加点し、最終順位を決めた。

 花の待つ駅かれい川は、嘉例川駅周辺に植栽した花々を薩摩の郷土料理で表現。黒米と粟の炊き込みご飯に、ガネ(サツマイモの天ぷら)、つけあげなどのおかず、デザートに「けせん団子」を添えた。

 表彰式では古宮社長が結果を発表。グランプリ、準グランプリ、特別審査員賞、優秀賞の受賞者にそれぞれ特別審査員から賞状とトロフィーが贈られた。

 古宮社長はあいさつで「審査員にはいろいろな視点があり、本当に甲乙つけがたかった。鉄道会社にとって駅弁は列車の友であり、景色を眺めながら味わうことは旅の楽しみの醍醐味(だいごみ)。引き続き、皆さまと一緒に旅の発展、九州の元気づくりに頑張っていきたい」と述べた。

 グランプリを受賞した森の弁当 やまだ屋の山田まゆみ代表は「九州新幹線部分開業と同時に20年前に弁当屋を始め、この節目の年にグランプリをいただき、従業員や食材を作ってくれる方々に良い報告ができる」と涙ぐみながら話した。

 このほかの受賞駅弁は次の通り。

 【準グランプリ】

 長崎駅「坂本屋 角煮めし」(980円、坂本屋)▽鹿児島中央駅「わっぜぇうまか‼薩摩黒膳弁当でごわす。」(1100円、城山ストアー)

 【特別審査員賞】

 鳥栖駅「かしわめし」(740円、中央軒)▽人吉駅「栗めし」(1300円、人吉駅弁やまぐち)

 【優秀賞】

 博多駅「大名道中駕籠かしわ」(1400円、東筑軒)▽特急「ふたつ星4047」車内「4047弁当」(1600円、カイロ堂)▽新玉名駅「山菜とりめし」(日本料理 たがみ)▽嘉例川駅「百年の旅物語 かれい川」(1500円、森の弁当 やまだ屋)▽西都城駅「都城郷土料理 かしわめし」(800円、せとやま弁当)

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