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JR九州 福岡県篠栗町と包括連携協定を締結

2024.07.17
協定を締結した古宮社長(左)と三浦町長

 駅周辺の中心拠点形成へ

 JR九州は11日、福岡県篠栗町と包括連携協定を締結した。同社は隣接する同県粕屋町とも5月に同協定を結んでおり、両町内の福北ゆたか線沿線地域の一体的な交通利便性やまちの魅力向上を目指す。

 同社は「2030年長期ビジョン」で、安全安心なモビリティサービスを軸に、地域の特性を生かしたまちづくりを通じて九州の持続的な発展に貢献することを掲げており、篠栗町が目指す篠栗駅周辺におけるまちの中心拠点の形成実現に向けて、両者で連携する。

 連携項目は▽誰もが安心で暮らしやすいまちづくり▽駅周辺や鉄道沿線の利便性向上▽環境にやさしく、災害に強いまちづくり▽観光資源の発掘および魅力発信――の4項目。

 同日は篠栗町役場で締結式が開かれ、古宮洋二社長、松下琢磨取締役・常務執行役員・総合企画本部長、赤木由美取締役・常務執行役員・経営企画部長、三浦正町長らが出席。協定内容の説明の後、古宮社長と三浦町長が協定書に署名した。

 続いて、三浦町長が「篠栗町は福岡都市圏に近い割に自然が豊かで、お遍路を中心とした文化的な活動が盛んなエリア。今回の協定締結を契機に、町ならではの観光資源の発展と魅力発信を期待する」とあいさつ。

 古宮社長は「粕屋町と篠栗町は鉄道利用がずっと伸びており、当社にとって非常に重要なエリア。いろいろな意味でまだ伸びる余地があり、二次交通とのアクセスなどを含め、地元と一緒にエリアの活性化に努めていきたい」と述べた。

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